みんなの勝ち
鏡を毎日毎日見て、どんなに願っても大きくは変われない。
私は今までルッキズムだったのかもしれない。
ルッキズムと戦いながら。
ああ、もっと可愛かったらこんなことで傷つかないんだろうなあと幾度も思ったことがある。
最近は整形のハードルが低くなり、私の周りでも二重整形をしている子が割といる。
可愛いなあ、素敵だなあと思う。
私もやりたいか、といわれると答えはNOである。
自分の顔が知らぬ間にいじられるなど怖くて、そんな勇気はない。ピアスも開けられないのに。
恐怖も勿論、整形をしない理由なのであるが、もっと大きな理由がある。
その理由は、私がこれまでの経験で積もった心情からすると、整形は負けになるからである。
整形について話す時に「負け」という言葉を用いると誤解が生まれるので、いつもは「怖い」と言いその場凌ぎをする。
整形をしている人が負けなのではない。
私にとっては負け、と言うところを文面では読み取って頂きたい。
私も、勝ちたい。