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今日も焼いています!

 広島から帰って来てから、毎週の様に広島風お好み焼きを作るようになった。それまでは、広島風お好み焼きは外で食べる物と思っていた。
 
 料理が得意ではなく、広島出身でもない母が作る広島風お好み焼きは、お世辞にも美味しいとは言えなかった。そこから自分が作るお好み焼きは関西風になった。混ぜるだけで失敗があまりないからだ。
 
 今回幼なじみが、お好み焼きを作るよと言ってくれた時も、正直不安だった。でも、他に何をリクエストしていいかも分からず、お店に食べに行く時間もなかったので、お好み焼きを頂くことにした。
 
 目の前で、ホットプレートで焼いてくれたのだか、とても手際が良くて感動した。ちゃんとお好み焼き用のヘラまであった。料理が得意で、仕事にまでしていた腕前があることもあり、お店に負けないくらい美味しかった。
 
 そんな彼女に作り方を教えてもらったが、やっぱりちょっとした工夫というかコツがあった。
 
 1 お好み焼き粉を薄く伸ばした後、味の素をふりかける
 2 豚肉に塩胡椒する
 3 麺はほぐさず蓋をして待ち、お好みソースをかけてほぐす
 4 卵は割ったら、黄身に少し殻で穴を開ける
 
 今までお好み焼きの味は、オタフクソースに100%頼っていた。その味しかしないと言っても過言ではなかった。それがちょっとひと手間、下味を付けるだけで、味がぐっとレベルアップする。
 
 今は彼女のお好み焼きに近づこうと、試行錯誤を繰り返している。1回目、焼きそばが多すぎて、焼きそばの味しかしなかった。2回目、お好み焼きの粉とキャベツを多めにして、焼きそばを減らしてみた。やっとお好み焼きらしくなってきた。
 
 3回目、前回豚肉を小さく切り過ぎて、ひっくり返すのが大変だったので、もう少し大きく切ってみた。4回目、大好きなイカ天を入れてみた。今後はイカ天の量と、入れるタイミングを試行錯誤することになりそうだ。
 
 今はフライパン2つで焼いている。ホットプレートとヘラを買って、本格的に焼きたいと思っている。外でしか食べられないと思っていた広島風お好み焼きを、こんなに家で焼く日が来るとは。しばらくはこのお好み焼き熱が続きそうだ。

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