「スタートアップカフェ大阪」で複業のお話をしました
2020年2月7日、関西大学梅田キャンパス「スタートアップカフェ大阪」で複業についての話をさせていただきました。おかげさまで会場は満員。関西でも複業についての関心が高いことを実感しました。20~30代の方が中心でしたが、シニアの方もいらっしゃいました。そこでお話しした内容のエッセンスを記しておきます。
・今後は年金制度も終身雇用もあてにならない。会社に依存するのではなく、自分という「個」で稼ぐ力を持つべき。
・働き方改革ではなくて、稼ぎ方改革が必要。
・45歳で「なりたい自分」に向けて再スタートを切ることをおすすめする。
・何十年も同じ会社に勤めていると、社会のなかでの自分の価値がわからなくなる。
・いきなり起業・独立をめざすのではなくて、複業で小さく稼ぐトレーニングをしておいた方がいい。滑走路をつくる。滑走路がないと飛べない。
・昔のアルバイトと違い、今はネットとモバイルで隙間時間に仕事ができるギグワークがいろいろある。
・ただ、単なる小遣い稼ぎでは先につながらない。スキルシェアの仕事をおすすめする。
・スキルシェアの仕事を探したり、請けたりするうちに、自分の差別化ポイントや、自分の訴求の仕方がわかってきて、会社の力を借りない「個」としての自分の社会的価値も見えてくる。
・スキルシェアのギグワークとしては、ビジネス経験を生かしたい人は「ビザスク」、自分の趣味やスキルを生かしたい人は「ストアカ」、人をおもてなしするのが好きな人は「TABICA」などをおすすめする。
・何かを作ることが得意、好きな人には「ココナラ」やハンドメイドの「ミンネ」などをおすすめしたい。
・そんなギグワークで月50,000円の副収入をめざしたらどうか。
・月50,000円を稼ぐのはそんなに簡単ではない。コンビニでバイトしても50時間ぐらい働かないと届かない。
・でもそんな収入があれば、心にゆとりができる。また、人に喜んでもらっていただくお金はとてもうれしい。このお金を、また自分への投資につかえばいい循環ができるだろう。
(その他自著のことを説明し、ここから質問タイムにはいりました)
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【質問】会社の上司が認めない
以下ぼくの答え。
・副業解禁といいながら、実は認めない会社がまだまだ多い。したたかに立ち回りたい。おそらく理解のある役員もいるはずなので、味方を増やしていくこと、または社内の同志を増やしていくことからやるべき。あるいは社長に「社内の1部門で試験的に副業解禁してそれがうまくいけば全社に広げたい」などスモールスタートを提案してはどうか。「それが若い世代のリクルーティングに効果的だ」などと言い添える。
・それでもダメならもうやっちゃえ(笑)
・あるいは会社員でいながら、自分の法人を作ったらどうか。
【質問】何かやりたい。しかしなかなか何をすればいいのかわからない。
以下、ぼくの答え
・まず職場で同じような気持ちの仲間を集めて、本に書いたことを共有し、お茶を飲みながら何がしたい、これができるなど「同志」を広げていったらどうか。
・今日、この場にいるみなさんには「一歩踏み出したい」と願っている共通項がある。よければとなりの人と少し話してみたらどうか? 今日来ていただいたことで同志ができれば、そんなにうれしいことはないし、ぼくも大阪に来たかいがある。
そのあと、本当に会場のみなさんはお互いに話し合いを始め、セミナー終了後も併設のスタバで話し込んでいらっしゃったようです。
大阪のみなさんどうもありがとうございました。
そして関西大学、ツタヤのみなさんありがとうございました。