毛抜き
チャート分析は一本のローソク足で分析する時や、二本、三本のローソク足で分析する時など様々ですが、毛抜きは二本の足の形で分析する手法です。
本物の毛抜きと同じくUの字の形で、毛抜き天井と毛抜き底があります。
それぞれの特徴などをまず解説していきましょう。
毛抜き天井と毛抜き底
毛抜き天井
高値圏で出てくる天井を暗示する形
毛抜き底
安値圏で出てくる天井を暗示する形
それぞれ天井や底で出てきます。
ポイントは二つの足が、同値かほとんど同値に近い状態でなくてはいけないそうで
毛抜き天井 二本の足の高値が同値かまたは後の足が前日より安値
毛抜き底 二本の足の安値が同値かまたは後の足が前日より高値
という事が条件になるそうです。
図を見てみましょう。
天井圏、底値圏の暗示
では何故同じ価格でヒゲが出た時に天井圏、底値圏の暗示になるのでしょうか?
これは二本のローソク足の動きをイメージしてもらえば分かります。
毛抜き天井の場合、下の図のように価格が上がって、高値をつけます。
その次の日に前日の高値を越えきれずに下がって行きます。
つまり二本の足でダブルトップのような形を作っていることになります。
反対に毛抜き底は価格が下がってきて安値を付けた次の日にその安値を切り上げて価格が上がっていきます。
こちらは二本の足でダブルボトムの形を作っているイメージです。
ポイントの「二つの足が、同値かほとんど同値に近い状態でなくてはいけない」というのは、高値を切り上げた際に天井を形成せずに突き抜けてしまう形になるので、同値という事がポイントとなったのです。
勘違いの毛抜き
下の画像ではチャートの毛抜きが出てきています。
しかし毛抜きを頼りに売買するのは危険です。毛抜きは出てくる場所もポイントだそうです。
毛抜き底の場合は安値圏、大きく下がった時に出てくる確率が上がりますが、形状だけで売買判断してしまうと、下のようなチャートになることもあるそうです。
では、どういった時に毛抜きが効果的なシグナルになるかというと、毛抜き天井であれば、大きく上げた後に、同値で止まり高値を越えずに下がってきた時毛抜き底であれば、大きく下げて、同値で下げ止まり安値を越えずに上げだした時だそうです。
さらに、
一本の足で抵抗を受けるのではなく二本の足で二回抵抗を受けたというのもポイントで、二回とも同じところで抵抗を受けたのであれば、そこに大量の指値がある事が伺えます。
毛抜きの騙し
ではこの毛抜き天井と毛抜き底はどちらが重要なのでしょうか?
私は、毛抜き天井の方が重要で、騙しが少ないと思います。
底打ちは上がっても売られてしまいますが、天井圏ではスパイクトップのようにあっという間に下がる可能性があります。
毛抜きのようなダブル天井になると下がる確率は極めて高いそうです。
ですので毛抜き底よりも毛抜き天井が重要なのです。
毛抜きも、正しく理解してトレードに活かして下さい!!
私の師と仰ぐ小次郎講師の教えを参考にさせてもらってます。講師は動画などでもっと詳しく説明されてますので興味のある方は是非検索してみてください!
今回は以上になります。
コメントなども是非お待ちしております!!
たくさんスキも下さい!!!
あと、ハルク課長、ホーガン課長を気軽にフォローしてください♪
━━━━━━━━━━
■Twitterでもよろしくね♪
https://twitter.com/investor_turtle
https://twitter.com/investorturtle
━━━━━━━━━━
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?