烏口肩峰靭帯の役割とは?
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先月の『烏口上腕靭帯(CHL : coraco humeral ligament)』に続いて烏口突起から肩峰に付着する烏口肩峰靭帯(CAL:coraco acromial ligament )について解剖学的な特徴から構造的特徴、エコー動態、描出方法、そして徒手伸張操作についてお話していきたいと思います。
烏口肩峰靭帯は烏口上腕靭帯と同様に肩関節において臨床上とても重要な役割を担う組織です。
もし『烏口上腕靭帯についても勉強したい!』という方はこちらの記事も合わせて読んでいただくとさらに理解が深まります(^-^)
特に拘縮肩で肩甲上腕関節の外旋内転可動域が制限している場合は烏口肩峰靭帯が”とある組織”と滑走障害を起こしているかもしれません。
今回は、私が臨床で運動器エコーを使用する際、必ず行う評価とその動態についても解説していきます。
この記事を読んだ人が少しでも烏口肩峰靭帯に興味を持っていただけたら幸いです。
それでは一つずつ解説していきます。
烏口肩峰靱帯の解剖学的特徴
烏口肩峰靭帯(CAL:coraco acromial ligament )
起始:烏口突起上外側面 停止:肩峰の前面
・烏口突起と肩峰を繋ぐ靭帯
・肩甲骨と肩甲骨を繋ぐため、常に一定の張力を維持する
・凍結肩の原因の1つとして棘上筋や肩峰下滑液包などの前上方組織の癒着、滑走不全が考えられる
・棘上筋と肩峰下滑液包の滑走は烏口肩峰靭帯の直下からエコーを用いて観察できる
烏口肩峰靭帯は肩甲骨と肩甲骨(烏口突起と肩峰)を繋ぐ靭帯のため、基本的には常に一定の張力を維持します。
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