現在、デザイン思考を学ぶために通っている大学院(京都芸術大学大学院)の講義テキストであることから、購入して読んだ一冊。いまさら感はあるが。
読んでいるうちに気づいたのだが、そういえばかつて読んだことがある。書棚になかったということは読んで売ってしまったのかもしれない。内容はぼんやり覚えていたが、二回目となる今回の通読で、理解度も深まったような気がする。
2016年の発刊(英語版はさらに前)ということを考えると、それから6年の月日が流れている。6年と言えばそれほど大きな時間は経過していないように思われるが、この間には「新型コロナウイルス」という大きな出来事があった。ライフシフトで書かれていることは、その前の前提に立ったものではあるが、古さは感じない。
人生100年時代を前提に、モノゴトと考えていく必要がある。現在わたしは40代半ばに差し掛かっているが、ようやく落ち着いてモノゴトを考える時間ができてきたような気がする。仮に80歳まで働くとしたらオンディーヌの呪いになるか、はたまた楽しいステージを経験していくか、それはミドル期の学び直しと有形資産の設計にあることが分かる。
本書では4世代同居が進むとか、ちょっと違うかもな、という点はあるが、概ね書いてあることは共感できることが多い。以下、例の如く、気になった個所を備忘的に残しておきたい。
◇気になった個所の書き起こし
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◇プロフィール
藤井哲也(ふじい・てつや)
株式会社パブリックX 代表取締役/SOCIALX.inc 共同創業者
1978年10月生まれ、滋賀県出身の43歳。2003年に若年者就業支援に取り組む会社を設立。2011年に政治行政領域に活動の幅を広げ、地方議員として地域課題・社会課題に取り組む。3期目は立候補せず2020年に京都で第二創業。2021年からSOCIALXの事業に共同創業者として参画。現在、社会課題解決のために官民共創の橋渡しをしています。
京都大学公共政策大学院修了(MPP)。京都芸術大学大学院学際デザイン領域に在籍中。日本労務学会所属。議会マニフェスト大賞グランプリ受賞。グッドデザイン賞受賞。著書いくつか。
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