身体の発達から心をつなげる
産まれたばかりの赤ちゃんは、心が育ってないので、自分の意思であったり、喜怒哀楽であったりをアウトプットするのがまだ難しくあります。
そこで、赤ちゃんはまずは原始反射を使って、外の世界とつながります。
外からの刺激に対して、動きの反応を起こす原始反射を使って、重力に対抗できる身体を発達させていきます。
重力下で動ける身体を獲得する中で、赤ちゃんは心も少しずつ発達していき、喜怒哀楽の表現ができるようになったりしていきます。
幼稚園・保育園に行くようになり、周りのお友達の刺激を受けて、さらに身体と心の発達が進み、少しずつつながっていきます。
原始反射の残存で身体が未発達のままだと、心も未発達ののままになってしまいます。
原始反射に支配されている身体は、外からの刺激に対して勝手に反応してしまうので、自分でコントロールするのが難しくあったりします。
最近では、
『つまずいて転んだとき手が前に出なくていつも顔を怪我するんです。』
というお話を耳にします。
これはモロー反射が強く残っていると、転けて驚くという刺激に対してモロー反射が出て、両手が外に開いてしまいます。
これは自分の意思でコントロールできないので、手を前に出すことが出来ず、そのまま倒れて顔を打ってしまいます。
モロー反射が強く残っていると、多動傾向が出やくなる可能性があるので、身体だけではなく心(内面的なコントロール)の発達にも影響することがあります。
原始反射の統合は、身体と心をつなぐ一つの選択肢として考えてもらえたらと感じております。
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