恐怖麻痺反射と発達のつながり
恐怖麻痺反射と発達のつながり
恐怖麻痺反射(以下FPR)は受胎5週目〜12週目
くらいに出現〜統合する原始反射で、胎児期に出現
〜統合する反射になります。
出生時には統合している反射になるのですが、観させ
もらっているお子さんや大人の方で、FPRを保持して
いる方は多くいらっしゃいます。
恐怖麻痺反射の統合は、固有受容感覚、前庭感覚、
運動感覚、特殊感覚と関わっています。
FPRがなんのためにあるかというと、
外界や母体からのストレスから身を守る反射になります。
母体が強いストレスを感じると、赤ちゃんはその
ストレスの影響を受けないように手足を丸めて固まった
姿勢になります。
胎児は視覚として見ることはできないけど、雰囲気を
感じ取って身を守るための反射、それがFPRになります。
ですので、FPRが統合できないと過剰に雰囲気を感じ取り、
出生後も外の世界の雰囲気を過剰に感じ取り、常に不安感
があるということにつながります。
ヒトとしての土台になる感覚が育っていないので、
身体を動かすのが苦手なので、すぐ疲れたり、感覚過敏が
あったりして、ASDの診断を受けている子供や大人の方が
保持している場合が多くあります。
FPRの残存(切符の枚数)が多ければ多いほど、その影響
は強く受けます。
FPRを保持している人は、パーソナルスペースが広いので、
まずは心を通わせることが重要になります。
そして、触れてあげることから統合が始まります。
ふじい整体療術院ホームページ