見出し画像

知らないと大変!墓じまいトラブル・後悔しない改葬の仕方

故郷のお墓、どうしよう…、遠い故郷のお墓参りが年々難しくなってきた…、実家のお墓を継ぐ人がいない…、お墓のことで悩んでいるけれど誰に相談すればいいのかわからない…。

そんな悩みを抱えている方は、決して少なくありません。
特に、東京などの大都市で暮らす地方出身者の方、地方で暮らす高齢者の方、そして地方の政令指定都市にお住まいの方々にとって、お墓の問題は切実です。

この記事では、墓じまいの際に起こりうるトラブル事例とその回避方法、そして後悔しない改葬(お墓の引っ越し)の進め方について、行政書士の視点から具体的かつ分かりやすく解説します。

〇読み終えた後には
・墓じまい・改葬に関する漠然とした不安が解消される
・トラブルを未然に防ぐための具体的な対策がわかる
・自分にとって最適な供養の方法を見つけるヒントが得られる
・安心して専門家である行政書士に相談できる
といった安心感が待っています。

〇具体的な解決策として、
・トラブル事例の把握: 実際によくあるトラブル事例を知り、事前に対策を講じる
・手続きの理解: 墓じまい・改葬に必要な手続きを理解し、スムーズに進める
・関係者との円満な話し合い:お寺・親族との良好なコミュニケーションを築く
・専門家への相談: 専門家である行政書士に相談し、適切なアドバイスを受ける

〇解決できる理由と根拠として、
長年、墓じまい・改葬の現場に携わってきた行政書士が、実際の経験と専門知識に基づいて情報提供をしています。

〇豊富な相談実績に基づく、具体的かつ実践的なアドバイス
・最新の法改正や制度に対応した、正確な情報
・お客様の気持ちに寄り添った、親身なサポート体制

だからこそ、あなたの悩みを解決できると確信しています。
あなたも一緒に、未来につながる新しい供養の形を見つけましょう。

1  墓じまいのトラブル事例
「行政書士が教える墓じまい・改葬のすすめ」(著者:行政書士 大塚博幸氏)を参考に、実際にあったトラブル事例を分かりやすくご紹介します。

(1) ご遺骨数のミスマッチ

【想定外の事態!】
「数体だと思っていたら、数十体も…」
「骨壷の中身が…土?お守り?」
改葬の際、お墓を開けてみたら、想像以上に多くのご遺骨が眠っていた…というケースは珍しくありません。
特に先祖代々のお墓の場合、何世代ものご遺骨が納められていることがあります。

逆に、戦時中にお亡くなりになった方の場合、骨壷の中に遺骨ではなく、現地の土が納められていることも。
また、生まれる前に亡くなったお子様の場合、お守りやおもちゃが納められていることもあります。

【トラブル回避のポイント】
・事前の確認: 可能であれば、お墓を開けてご遺骨の数を確認し、難しい場合は親族や寺院に相談を。
・改葬許可申請: ご遺骨の数が正確に分からないと、改葬許可申請がスムーズに進まない可能性があります。
・改葬先の選定: 樹木葬や納骨堂、永代供養墓など、遺骨の数によっては受け入れが難しい場合もあります。事前に確認しましょう。
・カロート:カロートとは、お墓の納骨室のことです。カロートには様々な種類や大きさがありますので、カロートの状況を事前に確認しましょう。カロートの状況が不明な場合は、石材店に相談することをお勧めします。

(2) 寺院との口約束トラブル

【言った、言わない…】
「永代供養の約束だったのに…」
「費用は支払い済みのはずなのに…」
先代の住職との間で交わされた口約束が、後々トラブルの原因になることも。
「永代供養にしてもらう約束だった」「費用は支払い済み」など、口約束だけでは証拠が残らず、トラブルに発展する可能性があります。

【トラブル回避のポイント】
書面での記録: 大切な約束事は、必ず書面で残しましょう。
証人の存在: 可能であれば、第三者に立ち会ってもらうのも有効です。
記録の保管: 書類や領収書は、大切に保管しておきましょう。

(3) 葬儀・戒名と納骨の問題

【まさかの埋葬拒否!?】
「別の寺院で葬儀をしたら、埋葬できないと言われた…」
「戒名を付け直してほしいと言われた…」
葬儀を別のお寺に依頼したことが原因で、檀家になっているお寺への納骨ができない、戒名を付け直す必要がある、といったトラブルも発生しています。

【トラブル回避のポイント】
・檀家となっているお寺に相談: 葬儀や戒名については、まず檀家になっているお寺に相談しましょう。
・事前の確認: 遠方の寺院に埋葬する場合も、事前に相談し指示を仰ぎましょう。

(4) お布施(離檀料)の問題

【高額請求に困惑…】
「法外な離檀料を請求された…」
「お布施の相場がわからない…」
墓じまいをお寺に相談した際、高額な離檀料を請求されるケースも。
また、閉眼供養(魂抜き)のお布施の相場が分からず、悩む方もいらっしゃいます。

【トラブル回避のポイント】
・交渉: 離檀料は、必ずしも支払う義務はありません。まずは、納得できる金額を提示し、交渉してみましょう。
・第三者機関への相談: 話し合いがまとまらない場合は、弁護士や各市町村の消費生活センターに相談を。
・お布施の相場: 閉眼供養のお布施は、3万円~5万円程度が一般的と言われています。場合によっては感謝の気持ちを込めて、少し多めにお渡しするのも良いでしょう。

(5) 改葬に関するトラブル

【一方的な通告はNG!】
「勝手に墓じまいを進めたら、お寺から厳しい要求が…」
「ご遺骨を郵送してほしいと言われたけれど…」
お寺に相談せず、一方的に墓じまいを進めたり、遺骨の郵送を依頼したりすると、お寺との関係が悪化する可能性があります。

【トラブル回避のポイント】
・丁寧な相談: まずは寺院に、墓じまいを考えている理由を丁寧に説明し、相談しましょう。
・遺骨の取り扱い:遺骨の郵送は、お寺によっては失礼にあたることも。事前に確認し適切な方法を選びましょう。

2 墓じまい・改葬の不要なトラブルを避けるための心構え
トラブルを避けるためには、特別なテクニックは必要ありません。
大切なのは、相手の立場に立って考え、誠実な対応を心がけることです。

・感謝の気持ちを伝える: 長年お世話になったお寺に、感謝の気持ちを伝えましょう。
・理由を説明する: なぜ墓じまいを考えているのか、きちんと説明しましょう。
・相談する姿勢を持つ: 一方的に進めるのではなく、お寺や親族とよく相談しましょう。
・冷静な対応: トラブルが起きた場合も、感情的にならず、冷静に対応しましょう。

3 遺骨の郵送の仕方 ~知っておきたい注意点~
現在、遺骨を郵送できるのは、郵便局の「ゆうパック」のみです。
他の宅配業者では、遺骨を送ることはできません。

・梱包: 骨壷をエアークッションなどで丁寧に梱包し、段ボール箱に入れます。隙間には緩衝材を詰め、骨壷が割れないように固定しましょう。
・郵便局への持ち込み: 郵便局に持ち込み、ゆうパックとして発送します。
・ゆうパック:郵便局のゆうパックで遺骨を送る際には、品名に「遺骨」と明記する必要があります。また、配達日時の指定や、配達状況の確認も可能です。

4 墓じまいの流れ
墓じまいの一般的な流れは、以下の通りです。

・情報収集、検討: 墓じまいの方法、費用、手続きなどについて情報を集め、検討します。
・相談: 家族、親族、お寺、石材店などに相談します。
・改葬先の決定: 新しい納骨先を決めます。
・書類の準備、申請: 墓地管理者から埋葬証明書を入手し、改葬許可申請書を作成し、市区町村役場に提出します。
・改葬許可証の交付: 市区町村役場から改葬許可証が交付されます。
・閉眼供養(魂抜き): お寺に依頼し、お墓から魂を抜く儀式を行います。
・ご遺骨の取り出し: 石材店に依頼し、お墓からご遺骨を取り出します。
・お墓の撤去・更地化: 石材店に依頼し、お墓を撤去し、更地に戻します。
・新しい納骨先への納骨: 改葬許可証を添えて、新しい納骨先にご遺骨を納めます。
・墓地使用許可証の返還: 墓じまいが完了したら、お寺や霊園の墓地管理者に墓地使用許可証を提出します。

5 改葬の種類
改葬には、主に以下の3つの種類があります。

・別のお墓への引っ越し: 今あるお墓から、別の場所にあるお墓に遺骨を移します。
・樹木葬、永代供養墓などへの引っ越し: お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれるお墓にご遺骨を移します。
・散骨: ご遺骨を海に撒きます。

6 墓じまいの費用
墓じまいの費用は、お墓の大きさや立地、依頼する業者、改葬先などによって異なります。
・お墓の撤去費用:20万円から50万円程度が目安です。ただし、重機が入れない場所になると人力作業になりますので、もっと費用がかかる場合があります。
・閉眼供養(魂抜き)のお布施: 3万円~5万円程度
・離檀料: 寺院によっては、離檀料が必要になる場合があります。
・改葬先の費用: 新しい納骨先の費用(永代供養料、納骨堂使用料など)がかかります。
・行政書士への依頼費用: 手続きを代行してもらう場合、行政書士への報酬が発生します。

7 墓じまいのメリット・デメリット
(1)メリット

・お墓の維持管理の負担がなくなる
・お墓参りの負担が軽減される
・後継者問題が解決する
・無縁仏になる心配がなくなる

(2)デメリット
・費用がかかる
・親族やお寺との話し合いが必要
・お墓がなくなることへの寂しさを感じる場合がある

8 まとめ ~未来への一歩を踏み出すあなたへ~
墓じまいは、単なるお墓の片付けではありません。
それは、ご先祖様への感謝の気持ちを胸に、未来へと続く新しい供養の形を模索する、大切なプロセスです。

しかし、法的な手続きやお寺との交渉など複雑な問題も多く、一人で悩みを抱え込んでしまう方も少なくありません。

「誰に相談すればいいの…?」
そんな時は、私たち行政書士にご相談ください。
私たちは、墓じまい・改葬の専門家として、長年の経験と専門知識を活かし、お客様一人ひとりの状況に合わせた、最適な解決策をご提案いたします。

・複雑な手続きの代行
・お寺との円満な交渉のサポート
・お客様の気持ちに寄り添った親身な対応
私たちは、あなたが安心して新しい一歩を踏み出せるよう、全力でサポートいたします。

あなたも私たちと一緒に、未来につながる新しい供養の形を見つけませんか?
今すぐ、お問い合わせください。

〇 お問い合わせ
行政書士藤井等事務所
(1) お問い合わせフォーム
(2) 事務所ホームページ<墓じまいのページ>


いいなと思ったら応援しよう!