見出し画像

墓じまいは、故郷の墓地を整理し、新たな供養の形を考える大切な機会です。
しかし、その手続きや費用、そして故先祖への思いなど、様々な不安がつきまといます。
そこで、この記事では墓じまいと改葬について、その流れや注意点、専門家への相談など、わかりやすく解説します。

1 お寺に確認が必要な指定石材店
お寺の墓地にお墓を建てる場合、または撤去する場合には、多くの場合、お寺が指定する石材店に依頼する必要があります。
これは、お寺の境内地の管理や、墓石の品質保持、工事の安全性を確保するためです。
指定石材店制度は、一見すると消費者の選択肢を狭めるように思えるかもしれません。
しかし、実際には以下のようなメリットがあります。

(1)安心感: お寺の事情に精通した石材店が工事を行うため、トラブルが起こりにくい。
(2)品質保証: お寺が認めた業者であるため、一定の品質が保証されている。
(3)連携: お寺と石材店が連携して工事を行うため、スムーズな手続きが可能。

ただし、指定石材店制度には注意点もあります。

・費用: 指定石材店の場合、競争原理が働きにくいため、費用が高くなる可能性がある。
・選択肢: 複数の石材店から選ぶことができない。
指定石材店制度について疑問がある場合は、まずはお寺に直接問い合わせてみましょう。制度の詳しい内容や、費用について説明を受けることができます。

2 自分で石材店を選ぶ場合の注意点
墓じまいや改葬を行う際、自分でお墓の撤去や設置を行う石材店を選ぶことができる場合があります。しかし、その場合にはいくつかの注意点があります。

(1)お寺への確認:
必ずお寺に、自分で石材店を選んでも良いか確認しましょう。お寺によっては、指定石材店以外での工事を認めない場合があります。
(2)業者選び:
信頼できる石材店を選びましょう。実績や評判、見積もりなどを比較検討し、納得できる業者を選びましょう。
(3)責任:
自分で選んだ石材店が工事でトラブルを起こした場合、責任は自分にあります。お寺や近隣の墓地に迷惑をかけないよう、慎重に業者を選びましょう。

自分で石材店を選ぶ場合、費用を抑えられる可能性があります。しかし、業者選びやトラブル対応など、様々なことに注意する必要があります。

3 石材店による役所への書類作成・提出
墓じまいや改葬には、役所への手続きが必要です。
改葬許可申請書などの書類を作成し、提出する必要があります。
石材店の中には、これらの書類作成や提出を代行してくれる業者もあります。
しかし、行政書士法により、書類作成を業として行うことができるのは行政書士のみです。
石材店が書類作成を代行することは違法行為にあたる可能性があります。
役所への手続きは、自分で行うことも可能です。
わからないことがあれば、役所の窓口で相談してみましょう。

4 まとめ
墓じまいや改葬は、人生における大きな決断です。
後悔のない選択をするために、この記事で紹介した情報を参考に、慎重に検討してください。
ご不明な点があれば、専門家である行政書士に相談することをおすすめします。

5 専門家への相談で安心を ~行政書士のサポート~
墓じまいは、法的な手続きや寺院との交渉など、複雑な手続きが必要です。
そこで、専門家である行政書士に相談することで、スムーズな墓じまいを進めることができます。

当事務所では、墓じまいに関する相談を承っております。
お気軽にご連絡ください。

6 まとめ ~故郷を大切にする気持ちを未来へ~
墓じまいは、決してご先祖様をないがしろにするものではありません。
むしろ、時代の変化に合わせて供養の形を変え、未来へと繋ぐための選択と言えるでしょう。

当事務所では、お客様の気持ちに寄り添い、最善の解決策をご提案いたします。
この記事を読んで、少しでも墓じまいについて考えるきっかけになれば幸いです。

〇 お問い合わせ
行政書士藤井等事務所
1 お問い合わせフォーム
2 事務所ホームページ<墓じまいのページ>


いいなと思ったら応援しよう!