パーソナルトレーナー藤井自伝5
夢のキャンパスライフ
柔道生活と並行して、柔道部とはまったく離れたキャンパスライフがスタートした。
僕が入学した学科は40名ほどのクラスで男女もだいたい半々くらいであった。
基本的に体育学部の場合、本気で部活動に取り組んでいるメンバーが大半を占めるのが普通だ。
だが僕の学科は違った。
妙にチャラいのである。
大抵が、いや僕以外の全員が高校でもチョロチョロ趣味程度でやってきたレベルのメンバーだった。
大学では部活動ではなくサークルといったメンバーだ。
少し違和感を感じつつ空気感に馴染めないながらも僕のキャンパスライフはスタートしたのであった。
実際、大学というところは僕のイメージと違って、同じ学科であるという意味はあまりない。
同じ学科で活動する時間が授業が圧倒的に少ないのだ。
学科の必修科目というものがあるがそれも一部であとは学部の必修科目に選択科目だ。
そして4年間で124単位をとることができれば無事卒業となる。
1年間が前期後期の2期制であるから4年間で8期ある。
つまり最低の卒業単位で考えると1期あたり約16単位とれればOK。
週に16時間なので1日に4時間授業を入れると週3日は完全休養だ。
そう、圧倒的に学校に通う時間が短いのである。
だからこそ学科、同じクラスといっても関わる時間は多くはない。
自分で選択して自分一人で行動することが過半数を占める。
一人は好きなのでなんてことはない。
そう考えると一つ一つの授業で関わるメンバーなど、その後二度と会わないのが普通であり当たり前である。
後にその1回限りの選択授業で同じグループになったことがキッカケで今現在も付き合いが続いている親友と出会うことになる。
本当に劇的な出会いなので追々力を入れて綴らせて頂こう。
今はまだ大学ってこんなもんなのか、という感覚も持ちつつ大学生活は進んでゆく
授業の代返とかもあったね、先輩の代返が大変だった事が昨日のように思い出す
続く