業務効率化の鍵を握るAIとRPA
はじめに
近年、企業の業務効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)推進において、RPAとAIという2つの技術が注目を集めています。
私の職場でも、RPAはマクロマン、AIはDifyを使ったRAGシステム、ChatGPTに代表される生成AIを使い始めています。AIについては、色々と書いてきましたので、今回はRPAについて少し
RPAとは
RPA(Robotic Process Automation)は、直訳すると「ロボットによる業務プロセスの自動化」を意味します、定型業務を自動化すると思っていただけるとわかり易いと思います
・データ入力、データ操作(データ抽出、データ更新、削除など多岐)
・EXCEL操作
・Webサイトから情報を取り出してデータ保存
・メール操作
などなど
製品について
私が検証したのは、「UiPath」 と「マクロマン」です、どちらも無料で使えて色々と試せる利点があります。いきなり大規模なRPAは出来ないので、「スモールスタート」が無難だと思います。RPAは比較的導入が容易で、短期間で効果を出しやすいですが、どんな業務に適合するか判断するまで試行錯誤になります。AIは導入に時間とコストがかかり、効果が出るまでに時間がかかります、私の職場でもAI実運用には約1年かかりました。
AIとRPAの相乗効果
RPAとAIはそれぞれ異なる特徴を持っていますが、これらを組み合わせることで、より高度な業務効率化を実現できると考えています、私の検証でも
・AIによる画像解析(手書き文章など)でJSONデータを作成、RPAが後処理をする
・AIによるデータ分析で、RPAが後処理をする
・RPAで出したデータを元にAIが後処理(予測、分析)をする
など、色々な現場で活用できるのではないでしょうか
RPA導入の注意点
RPAを導入する際は、以下の点に注意が必要です、経験値から
・いきなり高額な製品に手を出さない、無償から始める
・自動化する業務の選定、まずは簡単な業務から
・人材育成
まとめ
RPAとAIは、どちらもうまく活用できれば業務効率化に大きく貢献する技術だと実務経験を通して確信しています、RPAは定型業務の自動化に適しており、AIは分析、生成、予測が必要な場面で力を発揮します、RAGは独自知識を使っての「コールセンター」「サポートFAQ」「規約、マニュアル要約」などの業務で成果が出ています。
ますます進化する、これらの技術の特徴を理解し、適切に組み合わせることで、より効果的な業務改善を皆様も初めてください。