[映画]ヒックとドラゴン 聖地への冒険
名作児童文学を原作にして大ヒットしたアニメ「ヒックとドラゴン」。
その第3作にして完結編です。
この3部作、とても良い流れのシリーズでしたね。
驚異だと思ってたドラゴンたちと、共存の道へ進んだパート1。
そこに新たな問題が発生したパート2。
そして今作は…。
いわばドラゴンは人間の力の及ばない大自然と同じで。
かつては日照りや水害、それによる飢饉や疫病でたくさんの人が亡くなったのです。
それを科学の力でねじ伏せるように乗り越えてきて。
しかしそれを嘲笑うかのような大地震があったり。
今は自然を破壊を抑えて、いかに共存するかが世界的なテーマ。
ドラゴンたちと戦い、共存し、そして次へと進んだこのシリーズ。
結局、人間が地球の全てをコントロールしようなんて、図々しい考えなのだと。
いや僕は別に環境活動家でも何でもないですけど。
このシリーズが指し示した方向は、これからの地球環境問題に決して無関係ではないなと思いました。
なんだか堅苦しいことを、知ったような感じでいってしまいましたが
シンプルに、映像がめちゃくちゃ心地いいです。前作に増して。
それぞれが個性的なドラゴンたちのビジュアルもいいですし。
小さな子供たちは映像を楽しめて
大人たちはストーリーを噛みしめられる映画かなと。思いました。