[映画]15ミニッツ・ウォー
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『15ミニッツ・ウォー』
1976年、フランス植民地ジブチで起こった、テロリストによるスクールバスジャック事件がモチーフになっております。
監督はフレッド・グリビオス。
主演はアルバン・ルノワール。
そしてオルガ・キュリレンコ。
今や世界最高峰のフランスの対テロ特殊部隊。
それが組織される以前の物語。
とにかくもう、全編に渡って張り詰められた緊張感がたまらんでしたよ。
時は冷戦時代。
スクールバスを乗っ取ったテロリストの要求は
政治犯の解放とジブチの独立。
国境線の近くで故障したバス。
テロリストと、フランスが雇った外人部隊、国境フェンスの向こうにいる、テロリストに加担する軍隊がにらみ合う状況。
そこに、CIAとKGBの思惑も絡んでくるカオス。
結局いつの時代も同じなのです。
上からの支持を待つ指揮官。
指揮官の支持を待つ傭兵部隊。
しかし、現場の意見は全く通らず。
だからといって、勝手な行動には厳罰が。
一つ行動を間違えれば、国対国の戦争になってしまう。
しかし、そちらを優先すると、目の前の子供の命が、無惨に奪われてしまう。
結局は傭兵ですから。
支持にさえ従っときゃあええんですけど。
子供の命を見てみぬふりできる人間なんて、いるのだろうか。
そんな葛藤と焦りが、痛いほどに伝わってきました。
子供たちの先生役である、オルガ・キュリレンコ。
美人やわ〜笑
彼女が子供たちの拠り所であり
殺伐とした空気の、この映画のオアシスでもありましたね。
これが実話だなんて。
マンガのような作戦を実行したクライマックスシーンは圧巻。
息継ぎを忘れるほどの緊張感でした。
どんな理由があるにしても、子供たちを巻き込むなんて許せない。
それをよしとするなんて、どんな神様だ。