[映画]アダムズ・アップル
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『アダムズ・アップル』
監督・脚本はアナス・トーマス・イェンセン。
主演はマッツ・ミケルセン。
2005年の作品です。
刑務所から仮出所してきたアダム(ウルリッヒ・トムセン)と、更生施設を兼ねた教会の牧師イヴァン(マッツ・ミケルセン)。
意地悪な見方をすると、宗教のプロモーションビデオかのような。
(決して押し付けがましくはないですけと)
神の力、悪魔の妨害。
なんじゃこりゃ。
と、思いつつも。
「絶対ないから!」
とは言い切れない、妙なリアリティ。
大なり小なりあるんですよね。誰しも。
目に見えない力を感じる瞬間。
そんな連続のこの作品。
アダムも「アホらし」と思いつつも、少しずつ傾くのです。
イヴァンは神に守られてるのではないかと。
それは彼の、真摯な信仰心から来てるのではないかと。
その引き込まれっぷりが、決して無理なものではなく。
ラストシーンはちょっと笑ってしまったものの、とても腑に落ちるものでした。
僕は無宗教ではありますけど、無神論者ではありません。
神様がいても不思議ではないとおもってますけど
同時に、決して慈愛に満ちた存在でもないと思ってます。
時にとんでもない意地悪なことがあったりもするので。
派手さはないですが、妙に印象に残る作品でした。