[映画]T-34 レジェンド・オブ・ウォー
なんだこれは!
面白い!
戦車戦を主題にした映画は、もちろん今までもありましたが。
こんな切り口で来られるとは。
時は第二次世界大戦。
ナチスの捕虜になったロシアの戦車隊長イヴシュキン。
ある日、ナチスが戦場で拾ってきたロシアの戦車T-34で、演習をやりたいと、イヴシュキンたち戦車経験のある捕虜数名が運転士に選ばれた。
もちろんこちらは丸腰。相手は実弾。
しかし整備清掃中に、戦車内の兵士の死体の下から数発の実弾を発見。
イヴシュキンと仲間たちは、万に一つの可能性に賭けて脱出を企てるが…
これは戦争映画に見せかけたスポ根ものですよ。
弱小高校が作戦を練り、強豪校に勝負を挑む熱さ。
限りなくゼロに近い成功率。
しかもこちらは命懸け。
「脱走失敗」=死。
しかし彼らは、いつ殺されるか分からないナチスの捕虜でいるより
より酷い最後になろうとも、戦い挑んで散ろうと覚悟したのです。
またこの時代の戦車戦の無骨なこと。
目測で照準を決め、手動で砲台をまわす。
そのアナログさが、さらに戦いを、映画を熱いものに。
最後のバトルなどは、それこそロッキーの最終ラウンドかのような興奮。
熱い戦いを繰り広げた男たちに、拍手を送りたくなりました。
いや〜駆け込みで公開時期ギリギリだったのですが、映画館で見れて良かった。
もしお近くの映画館でまだやってるなら、ぜひぜひ。