貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 99 店長でありながら、部下への関わり方が明らかに弱い‥と感じているリーダー必読!

 「アシスタントの○○君、○○な問題があるらしいね?」と、店長に聞いたら、「そうなんですよ。言ったんですけど、直らないんです。」とか、「スタイリストの○○君、ここ半年、全然伸びていないね?」を店長に聞いたら、「そうなんですよ、やる気があるんだか?ないんだか?」みたいな、他人事のような返答が返ってくると、イラっとしますよね。(笑)

 そういう店長は、『自分は言ったんだから、直さない○○君が悪い』‥みたいな感覚を持っているのかも知れませんね。そもそも、店長でありながら部下への関わり方が弱いと、本来の店長の仕事は、当然できないですよね。

 部下一人一人に親身になって関わり、きちんと育成ができる店長がいる会社と、店長とは名ばかりで、何らアクションを起こさない店長がいる会社とでは、何が違うのでしょうか?店長のポテンシャルだけの違いでしょうか?

  私が思うに、一番の大きな違いは、『店長の仕事が明確』になっている会社か?どうか?だと思いますね。店長の仕事は何なのか?が曖昧で、何も詳細を伝えていなかったら、当然、何もしない店長が出来上がりますよね。

  店長の仕事を何も教わっていないと、店長の仕事を勘違いする人も出てきますよね。『営業中、指示を出すことが店長の仕事』だと勘違いしている人がいますが、違いますよね。それを言うなら、むしろ、『営業中、何も指示を出さなくても自発的に動けるチームに育てる』ことなら、まだ分かりますけど‥。 

 店長の仕事を一言で言うならば、『部下を育てて、サロンを伸ばす事』だと思います。『部下を育てることがメインの職務』だという事を明確に伝えないといけませんね。

 明確に伝えたうえで、①ゴール ②期限 ③報酬を明確にします。

 アシスタントの○○さんを、〇月○日までに、技術力を○○、サロンワーク力を〇〇、人間力を○○、レベルアップさせること。

 スタイリストの○○さんを、〇月○日までに、技術力を○○、サロンワーク力を〇〇、人間力を○○、レベルアップさせ、指名数、指名売上を○○に伸ばすこと。

 一人一人の部下に対して、育成するゴールを明確にし、それをクリアーすることが店長の職務であることを伝えると、本来の店長の仕事を理解するようになりますので、他人事のような返答は、減ってくると思います。

 部下を育てることがメインの仕事ですが、よりレベルアップしてくると、マーケティング活動(強みを強化しての集客活動)や、売れるメニュー作り(単価UP)や、サービス面を強化(定着率)等も、サロンを伸ばす大事な仕事ですよね。

 スタッフ育成と同様、サロン育成の方も、①ゴール ②期限 ③報酬を明確にすればするほど、店長が店長らしい動きが出来るようになると思います。

 お試しください。

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