貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 112 「スタイル提案が大事!」と口を酸っぱくして言い続けても、提案しないしないスタッフってどう対応していますか?
指名を伸ばしていくには、スタイル提案はとても大事な要素ですよね。指名をなかなか頂けない伸び悩みのスタイリストは、ただお客様の言われたことをやろうとする傾向があるので、例えスタイルに満足されたとしても、指名で戻ってこないケースが多いですよね。ということは、『満足レベル』と『指名レベル」は明らかに違うということですよね。伸び悩みスタイリストには、先ずは、この違いを理解してもらう必要がありますよね。
スタイル提案が大事だと感じながらも、それでも提案しない人はしないですよね。なぜ提案が大事だと分かっていながら、提案しないのでしょうか?
スタッフによって一概には言えませんが、その多くは『自信がないから‥』ではないでしょうか?提案に自信が持てないスタッフに、いくら『提案が大事!』だとコンコンと伝えても、やらないですよね。つまり、提案しないのではなく、提案できないのでしょう。
ここで大事なのは、『提案に自信が持てない』とは、具体的には何に自信が持てないのか?を育成側が理解する必要がありますよね。
自信が持てない項目は、この3つですね。
1.どのスタイルを提案したらいいのか?が分からない。
2.提案スタイルをどう作ればいいのか?が分からない。
3.提案スタイルをどういう言い方でお勧めしたらいいのか?が分からない。
この3つに自信が持てないから提案できないのだと思いますね。
ですので、担当上司がそのスタッフに、この3つを一緒に手伝ってあげることからスタートされるといいと思います。
この3つは、『提案の準備』のことですよね。つまり、『提案が大事!』と発破をかけるより、『提案の準備』を親身になって、一緒に取り組んであげることによって、自信をつけさせてあげることが大事ですよね。
自信が持てるようになってきたら、徐々に自分一人でも提案準備ができるように自立させていけばいいと思います。
育成する側に、エネルギーと根気が要りますが、『人を育てる』とはこういう事だと思います。
お試しください。