貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol248 店長会議での数字の報告会の目的って?!
皆さんの会社では、年間計画時にサロンの年間売上目標を立て、月々の目標を決め、その後、目標のチェックはされていますでしょうか?
店舗数の多い会社では、店長会議等で毎月数字の報告会をされているところもございますよね。
報告会を通じて、数字のチェックをされることは、決して悪いことでは無いと思います。むしろ、目標を立てただけで終わっている方が問題ですよね。
ただ、結果の報告するだけで終わっていたのであれば、効果的な報告会と言えるのか、少し疑問に思うことがあります。
以前うちの会社では、毎月、各店長から数字の報告をしてもらっていました。
店長一人づつ…
「○○店ですが、今月の目標は○○〇万で、実績は○○〇万でした。○○万足りませんでした。すいません。来月は頑張ろうと思います。」
この同じセリフをほぼ毎月聞かされていました。(笑)
達成できなかった理由を並べて…
今月はスタッフの○○が頻繁に休んでしまったので…
今月は天候が悪く(雨が多い、猛暑、極寒)客足が鈍ってしまったから…
今月は、新規客が少なかったから…
今月は、思ったほど、メニューが売れなかったから…
……等。達成できなかった理由を探すのは、めちゃくちゃ早かったですね。(笑)
そうなんです。結果の報告だけでは、報告する意味がないことを何年も続けていました。
そこで、報告の在り方を根本的に変えてみました。ご参考にはならないかもですが、ご紹介いたします。
先ずは、『結果の報告』がメインではなく、『取り組みの報告』をメインに変えました。
1.目標を達成するために、何を取り組んだのか?
2.取り組んだ結果どうなったのか?
売上目標を立てたなら、達成行動(取り組み方)をより具体的にすればするほど、報告会の効果が出てくると思います。
理想的な報告会は、
1.取り組んで良かったこと(結果が出たこと)を全店で共有するため。
2.取り組んだが、結果が出なかったことを報告し、意見交換による解決策を共有するため。
3.課題の発掘と共有(結果を出すための課題)を提示し、全店で共有するため。
と報告会の目的を明確にしました。
その結果、目標に対して、しっかり取り組んで、結果が出れば、全店で共有し全店で取り入れるようになり、思わしくない結果が出れば、その取り組み方を参加メンバーで精査して、結果が出なかった理由と解決策を得ることができるようになりました。
結果が出ないことが悪いのではなく、結果が出ていないのに、手を打っていないことが、一番よろしくない…という風土づくりが少しづつできてきたように思います。
たかが報告会でと思われがちですが、同じやるなら、効果的に進めたいですよね。
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