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町屋暮らし(冬)

こんにちは、村上木彫堆朱のふじいです。

今朝、カーテンを開けるとうっすらと雪が積もってました。
とうとう、この時期がやってきた・・
雪が降るときは寒さが違います。
町屋暮らしには厳しい冬です。

夫も私も村上生まれで、
町屋で育ちました。

通り土間に台所があって
トイレやお風呂に行くには
履物をはかなくてはいけない構造。


この時期、村上では軒に塩引き鮭が吊るされています(ウチではありません)

普通の家で暮らしたい・・
(私が普通って言うのは土間がなくて隣と壁がくっついていない家)
という思いがお互いあって結婚後は
念願どおり、住宅地の新築一戸建てで暮らしていました。
キッキンは対面式で食洗器があり、
お風呂もスイッチひとつで自動で止まり保温もできる。
狭いながらも便利で暖かい家でした。

しかし娘たちも家庭を持ったこと、
高齢の親の介護もあり、、
また町屋生活へと戻ることになって
数年がたちます

今は建て替えて(といっても四十数年たってる)
昔の家よりは暮らしやすくはなったものの
町屋は隣とくっついてて日が当たらないし
冬はやっぱり寒い・・
お風呂は入る前にファンヒーターで暖めます。
(ヒートショック対策)
真冬は家の廊下が外気温と同じになることも。。

それでもなんとか暮らしていけるものですね。

「人形さまめぐり」や「屏風まつり」にお越しお客様からは
町屋は趣があって素敵ですねと言われます。

そういわれるとそうかもしれない。とその気になっています。

生活の快適さを求めればキリがない。
少し不便なくらいでちょうどよいのだ・・
と思うことにしています。(かなり強がってる)



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