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挨拶できない子。『親が手本を見せればいいんだよ』について。宮下奈都さんの言葉に大感謝!

先日書いた記事。

これは『ありがとうが言えない我が息子』についての記事だった。

その後もまた、
『我が子をありがとうが言えるように育てたかったら、まず親が手本をみせるといいよ』
という話を聞く。

そういう話を聞くたびに
『あなたの手本が足りてない』
と言われている気になってしまうのは、
元来のネガティブ気質のせいなのだろう。

『ありがとうが言えない我が息子』は
『挨拶ができない我が息子』でもある。
うちの場合、感謝も挨拶も促すと出来るけど
自らやろうとはしない。
親のお手本が足りないのだろうか・・・
ずーん。


そんな中で、宮下奈都さんの『緑の庭で寝ころんで』を読んだ。

『羊と鋼の森』で有名な作家さんの子育てエッセイ(みたいな)本。
その中で宮下さんが育児相談を受けた時の話が載っていた。

挨拶ができなかった子の話をした。うちの約一名は、幼い頃、どうしても挨拶をしなかった。(中略)子どもは親の言動を見て育つといわれる。親がきちんと挨拶してれば、子どももそれを真似するはずだ、子どもが挨拶しないのは親の責任だ、といわれるのもつらかった。

『緑の庭で寝転んで』

ああ、まさしく!
そしてその後に続く文!!

でも、そうじゃない、と思う。親が何度もいって聞かせ、何度も挨拶してみせて、それでも挨拶しない子はしない。親がどんなにがんばっても挨拶のできない子は現実にいるのだ。そのときに親が必要以上に自分を責めないように、そして子どもを責めないように、と願う。いつかほんとうに挨拶の大切さを知ったら、ちゃんと自分で挨拶するようになるから。

『緑の庭で寝ころんで』

ありがとうございます!宮下さん!!

エッセイで書かれている3人のお子さんはみんな素敵で面白くて立派に成長されてるように思える。
そんなあの子も小さいとき挨拶出来なかったんだ!
そんなに人見知りだったんだ!
それなのにこんなに素敵なんだね!

なんだかとても救われた気がした。

我が8歳息子だってこんなに素敵。
だから今挨拶できなくったってきっと大丈夫。
焦らずに自分が正しいと思うことをやっていこう。

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