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絶対に戦争だけはいけない

8月15日の戦没者追悼式について知人がコメントをフェースブックに投稿していたので、紹介します。

天皇のお言葉には「さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、、、」とあるように、国境を越えて思いを寄せていることが分かる。

ところが、岸田首相の式辞になると「先の大戦では、300万余の同胞の命が失われました」と、「同胞」にのみ対象を絞る。ここには真珠湾攻撃の犠牲者もアジアの犠牲者も視野からは消えている。

私が一番注目したのは尾辻参院議長。遺族会会長も務めた戦没者の遺族の1人でもある。

戦争で父を亡くし、20歳のときには両親がいなかったと明かす。

「戦後一貫して国際強調と平和志向を基軸としてきた、被爆国であるわが国の責任はますます大きくなっています」と述べたうえで、参院議長として追悼の辞を述べるのはこれが最後だとし、「戦没者の遺族の1人として、これからも命の限りを尽くして『絶対に戦争だけはいけない』と、平和の大切さを訴えてまいります」と決意を示した。

戦争を知る政治家が次の参院選でまた1人いなくなる。なによりもまず、自民党の後輩議員たちに「絶対に戦争だけはいけない」と語り伝えてもらいたい。


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