シニア徒然

広島県廿日市市在住。1952年生まれ。世界中で戦争が起き、自然災害も頻発しています。孫…

シニア徒然

広島県廿日市市在住。1952年生まれ。世界中で戦争が起き、自然災害も頻発しています。孫たちが安心して生きられる世界にしたいと思い、つたない文章をつづります。

最近の記事

投票に行こう

きょう10月27日は衆議院選挙の投票日。投票できる権利を、みすみす放棄しないでください。この権利を勝ち取るまでに、幾多の犠牲がありました。殺された人も多くいたでしょう。8時間労働や子どもの労働禁止や義務教育など、いま私たちが享受している権利は、すべて先人たちの闘いの末に勝ち取られたものです。おろそかにはできません。 今回の選挙はとりわけ大切です。自民党が政権に復帰してから12年間の膿が一気に噴き出た感じがします。とどめは、「裏金」です。アベノミクスの失敗で国民は物価高に苦し

    • 労働時間の短縮が日本再生の道

      日本のスーパーで店員は立ってレジ打ちする。ヨーロッパでは店員は座っている。日本の店員は客にお辞儀をして「ありがとうございまいた」と言う。かの国々ではそんなことは言わない。客が籠から商品を出すのに手間取ったりすると舌打ちをしてくる輩もいる。 さて、どちらがいいのだろう。舌打ちはやめてほしいが、座ってレジ打ちするは正解だと私は思う。日本のスーパーで「当店は店員の健康維持と業務の効率化のため店員が座ってレジ打ちすることにいたしました。お客様のご理解とご協力をお願いいたします」と、

      • 月光の道

        猛暑でウオーキングをしばらく休んでいたが、朝晩は少し涼しくなったので再開している。8月18日の夜8時ごろ、宮島の上に大きな月が掛かり、瀬戸の海に「月光の道」ができた。海の上を歩きたくなる。「この景色に感動して、ここに家を建てた」と知人は言う。まことに美しくて荘厳である。神の島・宮島ならではの美しさだ。 ここに大金持ち相手のホテルをつくる計画を廿日市の市長が打ち出した。送迎するヘリポートも造るそうだ。ごく一部の特権階級のために税金を使うより、この美しさを普通の人たちが、未来ま

        • 日本の賃金は安すぎる

          日本の賃金が安いので外国へ「出稼ぎ」に行く若者が増えていると、朝日新聞が報じたのは確か今年初めのことだろう。それなのに、はや仕事がなくて苦しい生活をしている若者の記事が出る。海外出稼ぎもダメ、日本では賃金も思ったほど上がらずに物価だけが上がる。どうすればいいのか? 若者だけでなくシニアも不安である。 年金で何とか暮らしてはいける。先日、久しぶりにタクシーに乗ろうとしたら、ドライバーが運転席で眠りこけている。同僚運転手が起こしたが、わたしと同じ年代だ。おそらく食うために働いて

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          絶対に戦争だけはいけない

          8月15日の戦没者追悼式について知人がコメントをフェースブックに投稿していたので、紹介します。 天皇のお言葉には「さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、、、」とあるように、国境を越えて思いを寄せていることが分かる。 ところが、岸田首相の式辞になると「先の大戦では、300万余の同胞の命が失われました」と、「同胞」にのみ対象を絞る。ここには真珠湾攻撃の犠牲者もアジアの犠牲者も視野からは消えている。 私が一番注目したのは尾辻参院議長。遺族会

          絶対に戦争だけはいけない

          岸田氏の政権投げ出しに思う

          岸田文雄氏が8月14日突然、自民党の総裁選には出ないと表明し総理大臣を退くことになった。総裁選で勝利する目算がないのが理由だろう。この人には失望するし腹立たしくもある。いま世界は一歩間違えば第三次世界大戦が起きる危機にある。初めて原爆を落とされた広島から選出された総理大臣なのだから、世界を平和に導く大仕事をしてほしかったのだが、やはり期待するほうが無理だった。   岸田氏が総理になったとき、市民運動のなかで「安倍に比べてやりにくい」という声が出た。秘密保護法の制定、憲法9条改

          岸田氏の政権投げ出しに思う

          住宅地に森を残そう ヨーロッパ旅行記⑴

          6月に2週間ほどヨーロッパを旅行した。主にはベルギーの首都ブリュッセルに滞在し、のんびりと散歩やショッピング、観光地巡りをした。EU本部が置かれているヨーロッパの政治・経済の中心地のひとつであるが、街を歩いてみると、日本の中規模都市のような感じで、良かったのは、街のなかに自然を多く残していることだった。広島市内でも高層ビルがどんどん建ち、市民の公園がサッカー場に変わったりして、緑がなくなっている。東京では神宮外苑の森を伐採して再開発しようとしているが、古い開発神話に囚われた発

          住宅地に森を残そう ヨーロッパ旅行記⑴

          新聞読む子は賢くなる

          ベルギーで暮らす小学6年生の孫が新聞係りになり、記事書いてますと、ラインで新聞の写真を送ってきた。H-3Aロケットの成功、ドジャース大谷選手がキャンプインなどのニュースがきちんと収まっている。なかなか面白い。孫とは3年生のときから2年間一緒に暮らした。そのときに新聞の面白さを覚えたようだ。大人たちが読んでいるので、自然に興味を持って読み始めた。新聞離れが言われているが、幼いころから新聞に親しんでおれば、大人になっても読み続けるだろうし、親バカならぬ爺バカ的に言うと、賢い人間に

          新聞読む子は賢くなる

          広島市の松井市長が記者会見で激怒しました。8月6日の平和式典に、イスラエルは招待するがロシアとベラルーシは今年も呼ばないことを、記者からダブルスタンダードと指摘されて、なぜか激怒したのです。ご覧ください。

          広島市の松井市長が記者会見で激怒しました。8月6日の平和式典に、イスラエルは招待するがロシアとベラルーシは今年も呼ばないことを、記者からダブルスタンダードと指摘されて、なぜか激怒したのです。ご覧ください。

          ウクライナに明日の日本の姿を見る

          ウクライナの戦争が3年目に入った。いまだに停戦の気配が見えず、侵略国のロシアの方が強くなっているようだ。欧米からのウクライナ支援が少なくなり弾薬が足りなくなったそうだ。国民に人気のあった司令官も更迭となり、軍の士気も落ちてきたともいう。他国の力を当てにした戦争をしてはいけないという典型例になるかもしれない。それにしても米国は無責任だ。日本も米国との同盟に傾斜しすぎると怖いことになるかもしれない。ウクライナの今はあすの日本ともいえる。 小国が大国と戦うときは短期決戦で劇的な勝

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          厳寒2月なのに異常な暖かさ

          2月といえば厳寒期だが、異常に暖かい日が数日続いている。秋田では2月の観測史上初めて20度を超えたと、ニュースが伝えていた。電気代も高くなっており、厳寒より温暖のほうが過ごしやすいのだが、異常な暖かさは不安である。また大災害が起こるかもしれない。 異常気象を私が認識したのは、1991年の台風19号だった。長崎県佐世保に上陸した台風は、山口県をかすめて日本海に抜け北海道に再上陸というコースを駆け抜けた。広島市の瞬間最大風速は58.9メートル。家の屋根が飛んだり街路樹がなぎ倒さ

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          老人会の「高齢化」笑えぬ課題です

          老人会の会長をしている。会員数は200人を誇るが、老人会の高齢化という笑えない課題に直面している。中心になっていた人たちが80歳を超え、体力的に活動が難しくなってきたのだ。この1年間でも活動家3人が退かれた。「若返り」をはかりたいが、60歳代は働いている人が最近は多い。私たち70歳前半が支えなければならなくなっている。 80歳代は戦争を生き延びた世代だ。年齢的に軍隊にはいかなくてよかったが、幼少期に食糧難による飢餓や空襲を生き抜いてきた人たちだ。たくましく生命力も旺盛である

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          大雪山での体験のおかげで今の私がある

          半世紀前の大学生のころ、ワンダーフォーゲル部で全国の山を歩いていた。ドイツが発祥の運動で、山岳部が山を征服するのに対しワンゲルは山を歩くのだ。自然は征服はできない、いかに調和して自然のなかで生きるか、これを追求する運動である。私はこういう考えが好きである。自然は征服できない、自然を怒らせないように謙虚に生きよう。気候危機で人類が危うくなっている昨今は、なおさらその思いが強くなる。 大学3年のとき、北海道の大雪山から十勝岳に縦走した。十勝岳の近くにきれいなお花畑があった。夕方

          大雪山での体験のおかげで今の私がある

          健康に産んでくれとことに感謝

          健康な身体に産んでくれたことを親に感謝している。宇宙が始まって以来連綿と続く生命の営みに感謝する。生まれたときから病弱な人たちもたくさんいる。生まれたところが戦場だった子どもたちは、いまこの瞬間にも命をたたれている。いまはガザやウクライナであるが、人類は武器を手にしてからずっとこういうことを繰り返してきた。そして撃ち合いになれば、どちらも滅びてしまう核兵器も持ってしまった。誤った道に踏み込んだ人類に神が与えた試練、いや罰かもしれない。神はみているだろう。戦争をやめ、これ以上の

          健康に産んでくれとことに感謝

          ボーッと生きずに、戦争反対を叫ぼう 孫を殺されないために

          今年は6回目の年男だ。2月26日、ニーニーロクが誕生日である。日本の歴史が戦争へ向けて暗転した日である。いま「新しい戦前」といわれる。再び暗黒の歴史を繰り返さぬよう、平和の恩恵を享受してきた私たちの世代は頑張らねばならぬ。「永遠の戦後」にするために。 日本はどうなったのかという論が最近多い。少し前までは落ちぶれつつあるとはいえ、すごい国という論だったが、給料は上がらぬ、物価は高い、政治家は堕落している、企業も金儲けだけを考えている、などなど、大丈夫かニッポンという論が多い。

          ボーッと生きずに、戦争反対を叫ぼう 孫を殺されないために

          国の指導者選びを間違うと大変なことになる

          以下の文章は、10月に書いて下書きのまま放置していた。悲しいことに今もガザやウクライナの戦争は終わらず、市民が殺されている。攻撃を受けた市民が叫ぶ。「人でなし、憎い、ひどい」。憎悪が拡大し、次世代に受け継がれていく。その裏で戦争を食い物にする輩がいる。武器商人は言うに及ばず、プーチンもゼレンスキーもネタニヤフもハマスの幹部たちも、戦争があるから今の地位を保っている。国の指導者に誰を選ぶか、大切なことだ。日本は大丈夫か。 ガザの戦火に思ったこと ウクライナ戦争の先行きが見え

          国の指導者選びを間違うと大変なことになる