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島根原発再稼働に反対します

中国電力は12月7日午後3時、島根原発2号機(松江市、出力82万キロワット)の原子炉を起動し、再稼働した。東京電力福島第1原発事故の翌年の2012年1月下旬に定期検査のために停止して以来、稼働は12年10カ月ぶり。福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)で、福島の事故後に再稼働したBWRは、東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機に続き全国2基目となった。

中国新聞電子版

12年10か月も稼働しないでも電気が足りなかったことはない。絶対安全と言えない限り原発は動かしてはいけない。ひとたび事故が起これば取り返しのない大惨事になる。東京電力福島原発では、東京も人が住めなくなることまで一時は想定された。そうならなかったのは、人間が止めたのではなく、全くの偶然であり、「神のご加護」としか考えられない幸運だった。原発に携わっている人なら誰でも知っていることではないか。私は無神論者であるが、神が猶予を与えたとしか思えない。これ以上原発をつくると、人類は滅びると……。

原発に限らず「核」を操ることを、神はまだ許していない。物質の根本を分裂させてエネルギーを取り出すことを許していないのだ。広島、長崎への原爆投下という虐殺兵器に核エネルギーを使ったから、許されないのだ。あれから80年近くなるが、幸いに三度目の核兵器は使われていない。しかし、ウクライナや中東ガザでの戦争によって世界が不安定になり、いつ核兵器が使われてもおかしくない状況になっている。それに加えて、日本だけでなく、米国でも原発回帰が顕著になっている。原発はスリーマイル、チェルノブイリ、フクシマと三度の重大事故を起こしている。四度目の原発事故、三度目の核兵器使用によって人類は絶滅するのではないかと、いま本当に心配になる。

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