許可を得てから話す
みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチ
お金とビジョン実現の両立を後押しするパートナー
フジガッキーです!
きょうのテーマは、「許可を得てから話す」です。
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価格転嫁相談
よろず支援拠点では、昨年7月から価格転嫁サポート窓口を開設しています。わたしもその担当者として自身の相談業務と兼務する形で従事しています。そして窓口もだんだん認知が進んできたこともあり、ここ最近は相談件数も軒並み増えてきています。
一昨日のそのご相談者の方は、取引銀行支店長からためになる話しが聞けるのでぜひ行ってみてと誘われたとのことでした。そう言えばその支店長さんのお名前を聞き、以前別の事業者の方と来訪いただいた方だと思い出しまたのでした。
で、その相談者の方は、具体的にいま価格転嫁交渉に悩んでいるというわけでもないようでしたが、多重下請け構造の渦中にあるサプライチェーンの一翼を担っている会社だということでした。
先生方コンサルにも前置きトーク
なので、一般的な価格転嫁のやり方とか、他の会社ではいまどんな状況になっているのかなどを聞きたい、教えてほしいという、いわゆる「先生方コンサル」、言い方を変えると以前の投稿で紹介した伴走支援モデルの一つの「専門家モデル」の範疇でした。
つまり、問題はクライアントがわかっている。解決はコンサルタントがアドバイスするパターンです。
この場合、当然のことながらコンサル側の知識・経験の範疇でしか答えられず、その話す内容が既に既知である他社事例だったりすると、表だってコンサルに言うかどうかは別として、満足度はさほど高まらない。
ではどうするか?
そんなときには、
「こういう事例があるのですが、既にご存じだったりします?」
なんて、前置きトークを入れてみるのもよいかもしれません。
許可を得てから話す
それから大事だと思っているのが、「対話と傾聴」
いくら相手が先生方コンサルでよいとはいうものの、一方的にクライアントの話を遮り、マシンガン的に話しをし続けるのは愚の骨頂。ま、いまどきそんな先生も少ないかとは思いますが。。。
その相談者の方の場合も先生方コンサルでよい、つまり、他社事例を教えてくださいという方であったのですが、
「(もしかしたら、既にご存じかもしれませんが)こんな事例についてお話ししてもよろしいですか?」
と、話す前に相談者に許可を取りました。そうしたところ、
「ええ、はいぜひお願いします」と笑顔で応えられ、話し終えた際にも、「とても参考になりました。ありがとうございました。やはり、来て良かったです」と笑顔でお帰りになりました。
このあたりの間合いというかやり取りは、まだまだ生身の人間でしかなし得ない芸当ではないかと感じたのでした。
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