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同じ思い、重ね合わせる

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチの
フジガッキーです!

きょうのテーマは、「同じ思い、重ね合わせる」です。

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あったなあ、自分にも

今朝の日経新聞「春秋」から。

一度も会ったことも言葉を交わしたこともない。けれど毎日、遠くから届くさりげない日々の便りに、励まされたり慰められたりしている心の友がいる。SNSをフォローして、かれこれ1年になるXさんだ。アラ還男性、関西のメーカー勤務、間もなく定年を迎える。

「今年初めて半袖シャツを着た朝に、人生最後かもしれないボーナスが振り込まれた」。日常のスケッチに、人生の節目を迎えつつある人の感慨がさらりとにじみ出て、似た境遇にある我が身にしみじみと響く。在宅勤務多めという点も同じ。「私にとって電車は非日常の乗り物になりました」。うんうん、わかるわかる。

何に共感しているのかと振り返ってみれば、積もる不安やさびしさなのだと思う。長年過ごした自分の居場所を、間もなく失うことへの。引き続き働いて入れば、仕事そのものは変わらない。仲間たちもいる。それでも定年を境にして、その先は静かに存在を消されていくようなフェードアウトを前提とされているような。

Xさんが泣き言を言わない。前を向く。「今日はお休み」「近くの喫茶妻とランチ」「花金ビールはラッキードッグ」ーーー。
華々しくライトを浴びなくても、気持ちさえ軽ければいつでも人は満ち足りる。今日もそんな友の様子を確かめて、小さくガッツポーズをする。

7/9日経「春秋」より

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読んでいて、シチュエーションは違えども、自分にも「これが最後のボーナスか」と感慨深かった場面があったことを思い出したのでした。

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