だれが言うかも大切!
今週のJ-WAVE TOKYO MORNING RADIO「KARTE CX VOX」
に登場したのは、
『ロボティクスで、世界をユカイに、、』をテーマに、
”一家に一台ロボットのいる社会”の実現を目指すロボティクス
スタートアップベンチャー「ユカイ工学」です。
なかでも、コミュニケーションロボットBOCCO(ぼっこ)に
ついてお話しされていました。
もともと東北・秋田方面での方言で「こども」を意味する
『ぼっこ』からその名が由来するとか。青木俊介社長は、当初の
開発の経緯について次のように話されていました。
BOCCOは、家の中に置くスマートスピーカーに似たロボットで、
より可愛らしくしゃべってくれることに大きな特長を持っている。
外出しているお父さんお母さんが留守番しているお子さんへ伝言を
残すとか、1人暮らしのスマートフォンがうまく使えないお年寄り
にメッセージを残す、さらにセンサーが内蔵されているので、生活
の様子を見守ったりすることができます。
当初は、離れた場所からも家族の様子がわかる家族の一員といった、
家族を繋ぐロボットとして開発されたとのこと。でも最近ではこん
な活用も多いとか。
発売開始後は、高齢者向けのユーザーさんがとても多くなっています。
BOCCOにはスケジュールを入れておくと、時間になると伝えてくれる
機能もあって、「おばあちゃん、おくすりの時間だよ!」と可愛く
囁いてくれる。
離れている家族が電話で「お薬飲んで!」といっても、「うるさいわね!!」となかなかおくすりを飲んでくれずに角が立ってしまいがち
だったのが、このBOCCOを通じてうまく伝えられるようになり、おば
あさんも素直にいうことを聞き、おくすりを飲むようになったとか。
企画した当初は、「鍵っ子の見守り」からスタートしましたが、最近
では、ギスギスしがちな家族間のコミュニケーションに活用される
場面が多いとか。また、恥ずかしがったり照れたりそわそわしたり、
より感情豊かな表現もできる、BOCCOemoも人気だそうです!
産業用としてスタートしたロボットが、介護福祉分野、そして一般
家庭に当たり前のように「一家に一台」ある時代へ。
「何をいうか」も大事ですが、今後は誰が言うかもより重要になって
きたなと感じました。
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