さよならだけが人生だ
勧 酒 (于武陵)
勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離
この杯を受けておくれ
どうぞなみなみ注がせておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ (井伏鱒二 訳)
卒業のことばと聞いて想い出したのがこの言葉でした。
今から5年前のこと、転勤が決まりようやく単身赴任
から解放され、自宅に戻ることになり、さあ転勤の
挨拶になにを言おうか悩んでいたときに、J=WAVEの
ナビゲーターの方がふと朗読されているのを単身寮に
向かう車中で聴いていて、「これだ!」
と閃いたのを想い出します。
でも実際の送別会では、うまく言えないと恥ずかしいので、
紙に書いて見ながら朗読したのですが、手がブルブルと
震え、声も涙ながらになってしまったことがフラッシュ
バックしてきました。。