みなさんおはようございます。フジガッキーです!
きょうのテーマは「メタモデル」です。
いまわたしは、先日のビジネス・コーチング研究会での推薦図書である、
「脳と言葉を上手に使うNLPの教科書」
(米国NLP協会認定トレーナー前田忠夫著)
を読み始めています。
この本の中に「メタモデル」という話しがでてきます。面白いと思ったので、ここでご紹介したいと思います。
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まずは言葉の定義から
本文の引用です。
私たちは、言葉を使ってコミュニケーションをしますが、言葉は不完全です。脳の中にある情報が言葉になる過程で、省略・歪曲・一般化といった変形が起きます。そして、省略・歪曲・一般化された情報は、質問によって回復することができます。これを「メタモデル」といいます。
具体例でご紹介します。
①省略からの回復例
「不安です」と相手の方が言ったとします。でも何について不安なのかがこの言葉には省略されています。こうした場合、「何が不安なのですか?」と質問することで、相手自身が不安に思っていることがわかるようになり、不安が和らいだり、不安を減らすための取組みを持てるようになります。
②歪曲からの回復例
「今の仕事は私には向いていません」の場合、歪曲つまり、誰の判断なのかが示されていません。こうした場合、「それは誰が言ったのですか?」と判断基準を質問することで、必ずしも事実ではないことに本人が気づくことがあります。
③一般化からの回復
「もっと頑張らなくてはなりません」という言葉では、「頑張る」が必然的(MUST)で、それ以外の選択肢がありません。こうした場合、「頑張らないとどうなりますか?」と質問することで、「頑張る」以外の選択肢に気づくことができるようになります。
以上の例のように、「メタモデル」を使った質問を行なうことで相手に気づきが生まれる可能性が高くなるというものです。
メタモデルには「なぜ?」はない
さきほどの例のように、言葉として表現された情報(表層構造)は省略されていたり、歪曲されていたり、一般化されていたりします。これを「メタモデル」を使って完全で充実した情報(深層構造)に戻してあげることができます。
でも「メタモデル」の質問には、「なぜ」という質問はありません。
なぜかというと、メタモデルの質問は、省略・歪曲・一般化された情報を回復するものであって、原因を探るものではないからです。
たとえば、「人から頼みごとをされると断れません」という人に、「なぜ」という質問をすると、相手はそれ自体で自分が責められているように感じられてしまうのです。
メタモデルで自分に質問する
メタモデルは、対人コミュニケーションだけでなく、自分自身への質問としても使うことができます。
たとえば、「いつもうまくいかない」と自分の心の中だけで言葉を使って内部対話したときに、自分で自分に「いつも?」と質問すれば、「うまくいくこともある」と気づけるかもしれません。
また、「あいつは許せない」と内部対話したときには、自分で自分に「許すとどうなる?」と質問すれば、「気持ちが穏やかになる」と気づけることもあるかもしれません。
つまり、自分で自分に質問することで、自分の制限を外すことができるようになるのです。
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いかがだったでしょうか。
NLPでは、神経つまり、五感(視覚・聴覚・身体感覚・嗅覚・味覚)を通して得られた情報を言語によって思考し、コミュニケーションしていきます。
人の話し方によって、視覚優位の人、聴覚優位の人、体感覚優位な人、それぞれに特徴があって、それを頭に入れた上で、会話すると相手のこともより理解が深まるし、自己理解や自己肯定感にもつながるということを学びました。
みなさんも、ご興味があればぜひお読みください。
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