シンプルだが簡単なわけでもない
みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチ
「お金とビジョン実現の両立」を後押しするパートナー
フジガッキーです!
きょうのテーマは、「シンプルだが簡単なわけでもない」です。
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あるコンサルの現場にて
そのクライアントとは、専門家派遣でお会いした方でした。
2代目経営者で数年前に先代の父から事業を承継したと。
それまではもっぱら現場仕事を担っていて、経営とは
程遠いというか、縁がない世界。
なので、会社の決算書など見たこともないし、どんな意味が
あるかもまったく分からない。
税理士から決算の説明を受けてもちんぷんかんぷん。
コレじゃあいかんと、お呼びがかかったという次第です。
関連性を図で示す
最初にレベル感が分からなかったので、探りを入れる意味でお聞きしましたが、貸借対照表と損益計算書の名前くらいは知っているとのこと。なので、細かいことはさておき、
貸借対照表は、左右合計が必ず=(イコール)になること。
1年間損益計算書で稼いだ利益(場合によっては赤字)が、貸借対照表の繰越利益剰余金科目に累積されていくこと。
貸借対照表の右側が増えれば左側のどこかが増えること。
例えば、利益(右側)が増えれば現預金(左側)が増え、その逆もあり。
借入金返済には、元金と支払利息がある。支払利息は経費(営業外費用)となるが、元金は経費にならず貸借対照表上の動きだけであること。(ここ、重要!意外と今でも返済が経費だと考える人が多い)
元金返済(右側減少)は、現預金(左側)が減少する。現預金があるうちは返済可能だが、なくなれば返済は不能となること。
現預金の原資は利益。なので、返済を安定的に当初約定どおりに行なうには、利益を増やし続けないといけないこと。
こうしたことを、貸借対照表と損益計算書を左右に並べ、シンプルな図を書いて、両者が利益を媒介にしてつながっていることなど説明しました。
そのクライアントの方はとても興味深そうに、身を乗り出して私の話しを聞いていました。とにかく誰からもこんな風に教えてもらわなかった。特に返済の仕組みがとてもよく分かりましたと、おっしゃっていました。
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「シンプルだが簡単なわけでもない」
今読み始めた本『TRIGGER』(マーシャル・ゴールドスミス著)に書かれていました。
今回の話しも、理解しやすいように極力削ぎ落としてシンプルな図でシンプルに説明しましたが、決して簡単なわけでもないと思います。
とともに、理解しただけだけでなく、日々の経営にぜひ活かしていただきたい。そのためにも、次回お会いしたときに、理解度を密かに試してみたいと思っています。(きゃ~、結構スパルタ笑)