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小規模中小企業こそ人への投資を!

活用できる補助金は?

「いま活用できる国の補助金って、何があるのですか?」

いまは微妙な時期、補正予算案がまさにいま国会で審議中。予算が通り執行されればいろいろな補助事業が動き出す可能性があるが、いまはというと・・・

「中小企業省力化投資補助金が確かR8年まで随時受付中くらいかと」

昨日もある相談者から照会を受け、それはそれで解決しました。

でもやはり気になって改めてこの補助金の目的など読み返してみました。

中小企業省力化投資補助金とは、
IoTやロボットなどの付加価値額向上や生産性向上に効果的な汎用製品を「製品カタログ」から選択・導入することで、中小企業等の付加価値や生産性の向上、さらには賃上げにつなげることを目的とした補助金です。

HPより
  • 果たして中小企業向けなのか?(中堅・大企業向けじゃないの?)

  • 汎用製品で果たして生産性は上がるかもだが付加価値向上になるの?

  • これが使える業種って、製造業など一部だけ?

それとともに、
プレゼンティーイズムで悩む社員たちの排除につながるのではないか。

そんな危惧さえ感じられたのでした。

お金をかけずともできる社内活性化

補助金はどれもそうですが、精算払い。補助対象経費を先払いし設備等設置し、最後にそのかかった経費の一部が戻ってくるイメージ。
なので、規模が大きくなる設備投資だとすると、自己資金だけでは足らず、金融機関融資などが必要となってくる。

それができるのは、キャッシュリッチな企業だけ。なぜならそうした企業は概して稼ぎ出す力も多く利益が出せているので、返済原資のキャッシュフローも安定して見込めるから。だから融資も出やすい。

そうじゃない企業はというと、補助金活用は事実上難しいのではないか。

じゃあ、そうした企業はどうしたらいいのか?

もともと、この中小企業省力化投資補助金は、人手不足対策としてロボット活用をメインに考えられたものと聞く。

なので、こうした省力化ロボットが使えない業種業態などが採りうる解は、

今いる社員をいかに活性化させて、やる気を引き出し、収益に繋げていく

これがお金もかけずに(まったくではないですが)できることじゃないか。

そのための対策として「健康経営」だったり「ウェルビーイング経営」がとても有効ではないかと考えています。


国が進める人からロボット活用へとは真逆かもしれませんが、「人」への投資もいまの人手不足だからこそ、経営者には考えていただきたいテーマと思います。

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フジガッキー/ウェルビーイング・ビジョナリーコーチ
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