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手を下せないことは悪いことか

わたしは、公的支援機関の群馬県よろず支援拠点に週2日非常勤ながら従事しています。


昨日は、ある案件で、県内草津町のクライアント先へ行きました。
草津といえば、「日本の名湯」日本三大名泉にも数えられる温泉場です。
昨日も午後には雪が降ってきていました。

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手出しできないんでしょ

実は、その案件をもうひとりのコンサルの方とご一緒に経営改善に向けた取り組みを計画書策定とともに支援を行っています。

そうした中、打ち合わせの最中に、わたしからお金をかけずにたとえばInstagramを活用した集客を学べるとして、よろず支援拠点をクライアントに紹介していた際に、そのもう一人のコンサルの方から、

「でも、よろずは手出しができないんでしょ」

が~ん
そこで、そのタイミングで云うか!!

その人のコンサルスタイル

そのコンサルの方は、温泉旅館・ホテルを長年携わっている筋金入りのプロ。わたしもこんな最近かで学べる機会はそうそうないと、とても楽しみにしています。

その方のコンサルスタイルは、まず現状把握や分析を自分が直接中に入り込みハンズオン式に行う、そしてその現状分析の立ち位置から今後の具体的な改善策を検討していくという、フォワードキャスト方式。

それはそれでクライアントは助かるし、参考になるし、とても助かると思います。

いつまでも自律できない

クライアントにとってただでさえ、人手不足のなかでは経営者自らもオペレーションに入らないと回っていかない現状があり、経営や資金繰りのことが後回しというかおろそかになってしまうのもよくわかる。

でも、振り返ってあの場面でああいう多少ネガティブなもの言いはいかがかと、振り返って感じたのでした。

たしかに、よろずでは手出し、つまりクライアントの現場に入り込み、作業のお手伝いなどはできないことになっています。

でも、コンサルがクライアント企業の経営を行うわけではないし、行うべきでもないとわたしは思っています。

それではいつまでも自律・自走ができない。

ただし、改善に向けた知恵や工夫、先行している企業の取り組み好事例を紹介することで、きっかけやマインドセットに十分役立っていることもアンケート調査などから事実でもあるのです。


そのときは、多少カチンときましたが、これを思い出し「そうだそうだ」と思い直しました。

誰かに「嫌なこと」をいわれたときは、ぜひ思い出してください。
どうでもいい誰かの個人的な意見に、あなたがわざわざ反応して、自律神経を乱す必要はありません。どうせ反応するなら、あなたをいい気分にしてくれる人の意見だけでいいのだと私は思います。

「はじめる習慣」より


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