「金融機関に一緒に来てくれませんか?」
ある経営者からこう切り出された。
どう解釈したらよいのか、正直判断に迷ってしまった。
頼りにされているのはありがたい限りなのですが、その経営者の経営する会社のことをよくよく考えてみたらほとんどよく知らない。
一緒に行くということは、相手からみたらいわば代理人的立場と受けとる。でもこちら側ではそうした関係性まではできていない。
そもそも信頼されている?
単に利用されているだけ?
考えれば考えるほど、行動とは裏腹な感情が湧いてきたのでした。
自分の役割は、経営者の自分への依存度を高めることでは決してなく、むしろ自律した考えを経営者が持ち、自立的に行動できるようなマインドにすることではないか。
今の状態で金融機関に一緒に行くということは、それとは真逆な方向に向かっているのではないか。
こうして書きながら、自分の考えがまとまってきました。
「よし、きちんと伝え、ここは線引きをはっきりさせよう」