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実家
年末年始の風物詩といえば、「帰省」である。
ご多分に漏れず僕も帰省した。
3泊4日の旅行といえば聞こえはいいが、
結局のところ大したことはやらず、一日中家にいたわけだが。
そもそもの話になるが、僕はあまり旅行が好きではない。
旅の支度は面倒だし、人混みが苦手ですぐ疲労困憊してしまう。
さらに、僕の旅行嫌いに拍車をかけるのが、
睡眠である。
昔はまだマシだったように思うが、成人してからだろうか、旅行先でまともに寝られたことがない。
大抵寝付けず、夜中2,3時ごろになってようやく浅い眠りにつく。
旅行となると朝早くから動くことが大半だから、多くの場合3〜4時間ぐらいの睡眠で1日を過ごさなければならない。
普段、何事もなければ9時間は寝ている僕にとって苦行に近い。
ましてや、この睡眠不足の状態で観光地を回るわけだから楽しめるはずもなく、ただ苦行に大枚を叩いている状態なのだ。
寝付けないことについて、かつて調べたことがある。
原因としてあげられていたのが環境の違いだ。
普段とは違う寝室に素材の違う枕やベッド。
その差に過敏に反応してしまうようである。
加えて、「いつも寝付けない」という事実が「また今日も寝られないだろう」という考えに繋がり、寝られない負のスパイラルに陥っているとも書いてあった。
解決策もいくつかあげられていたが、枕も持参しようとか自室と同じ環境を作ろうといったような荷物が必要以上に増えてかえって面倒になる案が多く、結局諦めたのだった。
余談だが旅行先だけではなく、自分の家でもたまに寝付けないことがある。
あまり声を大にして言いたくはないのだが、僕はいわゆるHSPだと思う。
この辺りの話はまた別の機会にでもするとして、
話を戻そう。
この度、3泊4日の帰省をした。
すなわち3回睡眠を取ったわけである。
結果は1勝2敗だった。
この1勝も決して好ましい1勝だったわけではないので、実質0勝3敗だった。
実家を出てから既に僕の部屋は無くなっているので、兄弟と一緒の部屋で寝るとか布団を直に敷いているから寝にくいとか要因は色々あるものの、大学時代の帰省でこれほどまでに睡眠に苦難を強いられることはなかった。
つまり、実家は自分の居場所ではなくなったのだ。
僕の中で実家という場所は、「実家」と名のついた他人の家に遂になってしまったのだ。
家から離れることをまさか睡眠という観点から突きつけられるとは思いもしなかった。
ただ、この経験は何かを与えるきっかけになったような気もする。
さらば、僕の住処。
とはいえ、外出先で寝付けないのは本当に辛い。
今のままではいけないと思っている。だからこそ今のままではいけないと思っている。(?)
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そういえば、すぐ寝付ける方法として米軍式睡眠法なるものがあるらしい。
藁にもすがる思いで取り組んでみようと思う。
会得したらレポートでも書くとしよう。
では、また。
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