また逢えるその日まで
*8月15日
今日は終戦記念日でもある日。
平和を願い祈る日でもありますね。
降り続いた雨も一旦止みましたが、各地では被害が出ていて心落ち着かない日々。
明日からもまたお天気が崩れやすい予報なのでまだまだ心配は続きます。
* * *
今日は、施設に居る母とラインでのビデオ通話をしました。
以前にも書いていますが、退院後から対面での面会(距離を置いてパーテーション越し)を7月4日、11日、18日、25日。
そして、8月1日に。
本当は、8月3日が予約日でした。
ただ、また緊急事態宣言が発令するということで急遽、8月1日ギリギリにお願いしました。
ちょうど空いててよかったです。
面会が難しく、できない所が多い中、これだけ会いに行けたのは本当に有り難く、15分間の時間が待ち遠しくて仕方がありませんでした。
それから今日、面会ができなくなったのでビデオ通話に。
対面での面会の時も、もうわたしの名前も忘れてしまい、ただ大声で叫ぶように話すばかりでした。
始めは名前を言うと、一度は言ってくれましたがその後は別の知らない名前を言ってみたりと。
もう、悲しいとかは思わずに全部受け入れることが出来ていました。
母が元気でしあわせでいてくれたなら、と思えるように。
わたしも少しは成長したかな。
* * *
ただひとつ心配事が。
その間に、施設の方から連絡があり、母があまりに大声で叫んだり話したりするそうで、声が嗄れるほどとのこと。このままでは本人が辛いと思いますので、いつも診て頂いている先生ではなく、認知症の症状での診察を受けてもらった方が、と。
わたしはすぐにでも、とお願いしました。
別の病院から先生が来てくださり、診察後、お薬を処方されることに。
直接先生からのお話は聞けないままですが、職員さんから伺うと、入院中、低血糖で意識障害があったのが原因でしょうと言われてました、と。
わたしは、本当であれば退院後すぐにでも認知症外来でも診てもらえばよかったと悔やみました。
後悔しても仕方がないのですが、もっと認知症の速度を遅くできていたかも。
母も穏やかに過ごせていたかも...と。
毎日でも会いに行って様子を見れてたら、。
コロナさえなければ。と、いつも思います。
* * *
対面での面会では、まだ元気そうで表情もやわらかく感じました。
帰る時にいつも写真を一枚撮らせてもらうのですが、いい顔して、笑って、というとちゃんと上を向いて精一杯のいい顔を見せてくれました。
食事も8割9割は食べれていて、お通じもいい感じですと聞いて安心していましたが、体重がどんどん減っていってて。
今では、26.1㎏。
ちゃんと栄養が身体に吸収されていないのかな。
だいじょうぶかな。
* * *
対面の面会の日から、2週間。
お薬を服用してすぐには効果があらわれないとの事でした。
副作用も気になる所で、一日一日の変化がわたしにはわからないので、どうしてるかな?と。
そして、今日、予約時間から少し遅れて電話が鳴りました。
繋がった先の母の姿は、今まで見たことがないほどの無表情で、朦朧としていてわたしがいくら声をかけてもひと言も返すことができませんでした。
その顔を見たらなんだか切なくてショックで。
母の呼吸も浅く感じ、このまま息絶えていくんじゃないかと居た堪れなくなりました。
きっとお薬が効いているせいなのかな、と自分に言い聞かせる。
職員さんも母に声を出してもらおうと何度も呼びかけてくださって、そしたら一瞬だけ、「あーーー」と。
わたしは「もういいよ、しんどいんやね、また次の時は声を聞かせて、それまで元気でいてよ、約束!」と言って電話を切りました。
せめて目が見えていたら。
少しはわたしのことも思い出してくれるのかな。
でも、仕方がない。そう、仕方がないんです。
すべて受け入れるしか。
次、また会えるから、画面越しでも。
そう信じて、明日からもがんばる!!
雨上がりの今日の空。
雲に覆われても、太陽がヒカリを届けてくれました。
涙が溢れそうなわたしに
元気をくれた優しい陽射し。ありがとう。
あぁーーーー早く会いたい。
ぎゅーーーーっと、ハグしたい!!!
また逢える日まで。わたしも元気でいないと。
明日は自分の3ヶ月に一度の通院日。
気を引き締めて、がんばろう!!!!!