夢を見た。
起きたときに気持ち悪さだけが残っていた。2回目の目覚めだ。いや、1回目は夢の中だったようなので、1回目か。あまりにも鮮明な夢だったので、何かの啓示なのかもしれないと思い、調べてみた。
夢の内容は以下のようなものだった。
2月27日に見た夢
うーん、寝苦しいな…
何かが絡まる感覚がして目が覚めた。
目が覚めて最初に目に入ってきたのは、漆喰の壁と床の間だった。畳に布団が敷いてあり、そこに私は寝ていた。
そうだ。ここは旅行先の旅館だった。時間が気になり、時計を探す。程なく腕時計をしたまま眠っていたことに気が付いた。時計を見ると午前7時。もすうぐ朝食の時間だ。少しずつ目が慣れ、あの寝苦しさは何だったんだろうと目が覚めた理由を探そうと辺りを見回す。
「うわっ!」
私は思わず悲鳴を上げた。その悲鳴に目が覚めて、寝ぼけ眼をこすりながら「なにー?どうしたの?」と家内が言う。
「蜘蛛の巣だよ。蜘蛛の巣がすごい」
辺りは蜘蛛の巣だらけだった。一カ所だけはない。テレビドラマで廃屋に潜入するときに蜘蛛の巣がいたるところに張り巡らされ、蜘蛛の巣をかき分けながら奥へ奥へと進んでいくシーンさながら、旅館の部屋は蜘蛛の巣だらけになったいた。部屋の片隅に置いてある旅行鞄にも蜘蛛の巣が張り付いている。気持ち悪さで、私は何も考えることが出来なくなっていた。かろうじて手元近くに旅行鞄を引き寄せると2匹の白っぽい蜘蛛がいた。
「うわー、これか」
白い色の蜘蛛は幸運をもたらすらしいというのは知っていたが、それでも蜘蛛の巣だらけの部屋から逃れようと、蜘蛛と一緒に蜘蛛の巣も払いのけ、部屋をでた。部屋を出た私は、なんなんだ、なんでこんなに一晩で蜘蛛の巣が張り巡らされたんだ。まるでホラー映画のようじゃないかと廊下に出て窓に腰掛けながら独りごちた
一方、家内は、冷静沈着だった。ちょっとだけ「うわ、何これ」と言葉を発した瞬間に内線電話でフロントに電話をしていた。私が廊下で一人考えていると、ばたばたと旅館の人がやってきてあっという間に蜘蛛の巣は取り払われ、綺麗な部屋になった。あまりにも手際が良かった。この旅館ではこんなことが度々起きているのだろうか?掃除をしている従業員もいつものことのように冷静に対処していたのだ。遠くで「すみません、別の部屋を用意します…」などと旅館の人と家内が会話しているのを人ごとのように聴いていた。
山の頂上では見渡す限りの雲海が、広がっていた。蜘蛛の巣騒ぎのあと家内と二人で近くの山にケーブルカーで登ってきた。この山は山頂までケーブルカーが敷かれており、誰でも見渡す限りの雲海を楽しめるのだった。私は雲海よりもこのケーブルカーが走る軌道の山と山を渡している数百メートルはあろうかという高さの橋桁に魅了されていた。雲海に歓声を上げている中、私だけがこの雲海の中をケーブルカーが走り抜けていく光景が不思議だなと思っていたのだった。
蜘蛛に関する夢占い
蜘蛛の巣に困っている夢は困難が訪れ、蜘蛛を殺して退治した夢は成功のきざしなのだそうだ。
私が見た夢を上記から分析すると、困難がやってくるけれど、自分以外の周りの人に助けられて幸運が訪れるということになるだろうか。この夢を見た後、会社で私のことを陰口たたいている人がいるようだという話しが漏れ聞こえてきた。このことなのかな?とちょっと思い当たる。でも、誰か(夢の中では家内だったけど)が助けてくれるという夢だったので、少し安心している。
雲海に関する夢占い
雲海の夢は運気上昇の暗示が多いのだそうだ。ただし、雲海を見た時の自分の印象により意味合いが変わるようだ。明るい気持ちで見ていた雲海は幸運が訪れることを意味し、暗い気持ちで見ていた雲海はトラブルに巻き込まれる恐れがあるそうだ。私の場合、暗い気持ちで見ていたわけではないから、そこそこ良いことが起こりそうだ。雲海の場面に変わる前に蜘蛛を退治している。先にも書いたように、今、現実にちょっとした困りごとに遭遇しているから、これはいずれ解消するだろう。そして、その後に見た夢が雲海の夢。これはこれからやってくるであろう出来事が少し楽しみだ。
夢の記録の効用
夢の記録をつけることで、これから起こるであろうことについて対処方法が明確になるのであれば、こんなに良いことはないだろう。これからは夢をみたら忘れないうちに今回のように記録しておこうと思う。
夢はストーリー性をもって現れる。一つ一つのストーリーが自分の人生とどう絡み合っているのかを紐解いてみるのも面白いと思った。
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