黄金の船
今日も星の時間が訪れようとしている
空も柔らかくなって来たから
そろそろ 出港の準備をしよう
出港は定刻にて行われ
それまでの間
乗組員は 出発前の設備チェックをする
少しすると出港の 合図として
鐘の音が からーん からーん からーんと
空に響くと
船はエンジンをかけ 星の港を出発する
10時間に及ぶ 周遊の始まりだ
船は出港から少しすると 黄金色になる
この船の仕事は 人々に時の現在地を伝えること
もう一つの北斗七星として
朝までの時間を人々に伝える
もう一つの灯台として
この世界を照らす
機材代に使います