1680万色の惑星
あの頃 流星群から
新しいタイプの 楽しみが生まれた
真新しい 楽しみに僕は興味津々だった
まだ15だった
私に楽しみをくれた人は25だった
時間が経った
私は20歳になった
その人物は 30になった
私は成人した
その人物は流星群に乗って 惑星の主になった
惑星の主になった その人物を見て
大都市を造っていた 時間を思い出す
星に照らされながら そう思った
星に照らされながら 私は
私の周りにいる空気に紙をかざすと 何が書かれるだろうと思い
紙を用意して 空気に当てた
少しすると 言葉が浮かび
お互い 大人に近づきましたね
と書いてあった
この一言が 今の空気を言語化したものだと思い
私は 紙をファイルに入れた
機材代に使います