見出し画像

利他的であることは、心地よい絆づくりへの近道:利他のすすめ・監督・選手が変わってもなぜ強い?~北海道日本ハムファイターズのチーム戦略~

組織づくりの本を読んだり、オンラインコミュニティに参加してみて、最近感じる大事なキーワードがあります。それは「利他」です。利他とは、「他人に利益を与えること。自分の事よりも他人の幸福を願うこと」。困っていたり、悩んでいる人に「何かできますか?」と声をかけ、話を聞くこと。思えば、かなり前から「利他」に関する本を読んできたような気がします。

川崎にあるチョーク工場の本を思い出しました。「利他のすすめ」という本です。ほとんどのスタッフが知的障害者というその工場では、その人が持つハンデを乗り越えるために、いろいろな工夫をしているとありました。仕事をしたい。誰かのために役に立ちたいという思いは、どんな人も持っています。人のせいにせず、人のために動くことで、工場が活気づく。その実例を知ることができます。

一風変わって、プロ野球チームの組織づくりに関する本を読んだ際にも、利他の精神が書いてありました。日本ハムファイターズが北海道へ移籍し、北海道のファンを増やし強いチームを作った背景を綴った本です。地域に根ざしたチームを作るために、チームが強くなるだけでは足りない。地域の人々に愛される、なくてはならないと思ってもらえる絆づくりが、地域密着のチーム作りに欠かせないことであるとありました。

困ったとき誰かのためになることを考える。今、参加しているGIVEの実験室も、利他の精神でできています。メンバーひとりひとり、仕事も立場も悩みも違います。自分のことよりも他のメンバーの悩みを考えていると、自分自身の悩みの解決や糸口になっていることに気がつきます。

利他、GIVE、絆づくり。いろいろな言葉で語られますが、誰かと信頼しあい心地よい関係を築くには、利他の心がヒントになるのではと思います。

もっともっとGIVEできるように、精進します!