モデルの「努力」（「上田と女がＤＥＥＰに吠える夜」より①）

11月５日放送の「上田と女がＤＥＥＰに吠える夜」。
「【過剰ダイエット】過度な食事制限・痩せ薬・過食嘔吐…いき過ぎダイエットの危険性！痩せることに囚われすぎた女たち」（番組表より）
ということで、モデルの西山茉希らが切実な経験をけっこう赤裸々に語った。
ネットニュースでもとりあげられていて、番組を見なかった人もそれで知ったりしたのでは。
個人的には、芸能人が過食嘔吐を告白することのハードルがずいぶん低くなったものだと感じた。
もちろん、やらないほうがよいこととして語られるわけだけど、これきっかけで覚えてしまう人もいるんだろうな。
あと、西山茉希が若き日のこんな思い出を振り返っていた。

焼肉屋で会食した際、
「お肉を食べずに、野菜だけ食べてたんですよ」
という彼女。
事務所の社長に、
「すごいだろ、こいつ。偉いだろ。プロフェッショナルに考えて、肉も食わないんだよ、焼き肉屋で」
と、褒められ、こんなふうに思っていたという。
「これで喜んでもらえてるんだ。これが努力なんだ」

このほか「当たり前に、お弁当を残すこととか、それが努力とされてたし」とも言っていて、
「基本がたぶん間違ってました、そのときは」
と、総括。
ただ、特別な体型を求められる立場としてはあながち「間違って」もいなかったわけで。
その口ぶりからは当時の「努力」について、誇りたい気持ちだったり、同情や評価をされたい気持ちだったりも、なんとなく伝わってきた。