2024/9/23,10/8.10/11 ソラトスゆめが丘での映画感想。

始めに

しばらく更新をさぼってしまっていたので、まとめて更新。
あまり書きたい!となるような熱量が湧かなかったという言い訳を添えて。

2024/9/23 きみの色

正直、観賞したのが3週間も前だった事や、メモを取らなかった事から、あまり覚えていないので軽く。

あまり楽しくない映画だった。
学生たちの青春バンド映画。
楽しそうな舞台設定。
だが、いまいち楽しめない。

前から「土台にひねりを入れた映画は相当工夫しないと楽しくない。」という思いがある。
この映画は、人の色が見える主人公がバンドを組んで青春する話。
この時点で、色が見えるという特性と音楽をやるという行動に一貫性がない。
そこの繋がりを見せてほしいのだが、なかなかなかなか…

結局、色が見えるということはあまり重要ではない。
主人公の性格かと思いきや、主人公パーティーが三人とも引っ込み思案。
全体としてゆっくりだらだらと続く。

絵はきれいなのだろう。
音楽もいいのだろう。
ライブシーンもよいのだろう。

で、心に何が残ったのか?
自分の頭にパンチは入ったのか?

3週間たった今、思い返しても心がざわつくこともない。

2024/10/8 ビートルジュースビートルジュース

これについては申し訳ないが、多くを語れない。
映画を見るときの自分ルールとして、
前作を見ていない続編は基本的に見ないと決めているのだが、
これが続編だということを知らずに見てしまったのだ。

そのため、世界観が全く分からず、え?これは誰?人間なの?何なの?
と、混乱が続き、
ビートルジュースをジュースだと思っていたら、人の名前だったり、
なんで不老不死にビートルジュースが必要なのかわからんかったり…

観賞中に取ったメモにも、
なんだろ?つまらんな。
すべてにおいてチープ。
外すとこで外し損ねて寒さだけが残る。
など、辛辣な事が書いてある。

が、帰宅後に、これが続編だと知り、前作のあらすじをみてみておおむね氷解。
あぁ、これはわからんわけだ。
サメに食われたおじいちゃんが上半身ない姿でうろつくのも、
おじいちゃんの生前の姿が分かってれば面白かったのかもしれない!と。

なので、自分はこの作品について語る資格がないです。
いや、二つだけいえることがあるか?
・一作目を見ていない人にはつらい
・続編ってわかる名前にしろや!
という事ですね。

2024/10/8 シビル・ウォー アメリカ最後の日

ビートルジュースでダメージを負ってしまった為、撤退を考えていたのだが、
ここで撤退したら負けだと自分をだまして、聞いたこともなかったこの映画を観賞。
マーベル系?と頭の中でうっすら思いながら…

これは、面白い!という評価をするのが不謹慎かもしれないが、見てよかった映画。

シビルウォーが内戦という意味だということは知っていたが、まさに今後起こりうるアメリカ内戦の映画。
作中の描写ではFallOutを思い起こさせるものも多く、アメリカ人の戦争による狂気表現に少し懐かしさを感じる。

ここから本題。

昔から思っている事の一つに、戦争を知らなすぎる。という思いがある。

日本人に生まれたからには、幼少期より、火垂るの墓やはだしのゲンを見て育ち、
戦争というと、
・原爆、東京大空襲で、辺り一面火の海で国民が逃げまどい。
というものだと頭の中に刷り込まれて生きていた。

そこに初めて疑問をもったのが、
映画『僕らはみんな生きている』だと思う。
※もしかしたら違うかもしれません。
作中、市街戦が行われているなか、主人公?のサラリーマンが街を横断するシーンで、
現地のおばちゃんが出てきて、
「飯の時間だ!いつまでやってる!飯が終わるまで静かにしろ!」
みたいな感じで銃撃を止めてしまうシーンがあったのだが、
ギャグシーンなのだろうが戦場に存在する生活に感じた違和感がずっと消えずにいた。

その次にその違和感を感じたのが、映画『この世界の片隅に』を見た時だったのかもしれない。
※湾岸戦争が起きた時には生きていたが、あまりよくわかっていなかった気がする。

そして、まともな思考力を持ってから初めて起こったリアルの戦争である、
ロシアによるウクライナ進行。

この頃には、自分が持っている戦争観は間違っているという確信があったので、開戦以来、youtubeの戦況解説動画を見続けているが、
やはり戦争とは、
・辺り一面火の海となり、国民が逃げまどうようなもの
ではないことがわかってきた。

戦場のすぐ隣にも生活がある事を。
日々、会社に行き、買い物をし、社会が回っていることを。
実感できていないが、目の当たりにしている。

戦争というものが、ただ虐殺が行われるだけのものではない現状を見ている。

頭の中に、様々な戦争に関する知識がある。
頭の中に、様々な人間に関する知識がある。
頭の中に、様々な生活に関する知識がある。
頭の中に、様々な感情に関する知識がある。

頭の中で個別にあったその知識たちをつなげて一つの像を描いていく。

そんな映画だと感じました。

2024/10/11 ジョーカー フォリ・ア・ドゥ

評判が悪いのは聞いていましたが、クソ映画愛好家の血が騒いだので、一応観賞しました。

そもそもの前提としてですが、
前作を見た時に、あまり乗れなかった人間です。

個人的な趣向として、
「俺の考えた最凶の悪役の作り方」
的な映画があまり好きじゃないというのがあります。
・『ハンニバル・ライジング』
・『シークレット・オブ・モンスター』
ジョーカー以降の作品では
・『ドッグマン』
なんかもありました。

特に、1作目の『ジョーカー』は、
普通の人間が、追い詰められ追い詰められ、逃げて逃げて、人を殺す。
そんな作品だったため、
人は追い詰められたら人を殺していいという救済のメッセージになってしまうじゃないか!?
との思いがあり、すごく嫌な気持ちで劇場を後にしたのを覚えています。

そうしたら、その後模倣犯が現れ、言わんこっちゃない…と。

そして、あまり期待しないまま観賞した今作でしたが、
あぁ、
そりゃそうだ。
そりゃそうだ。
そりゃそうだ。

まとめると、
テーマは100点だが、映画としては0点。

前作を見て感化されてしまった人たちに現実を見せなければいけないのだろう。
その意味では作る意味はあったと思う。
・どうしようもなく盛り上がらず、どうしようもなくつまらなく
なので、監督の意図したとおりの作品なのでしょう。

ノートの裏にでも書いといて欲しかった作品です。

まとめ

というわけで、シビルウォー以外が刺さらなかったため、更新をさぼっていましたが、
これで映画に関してはストック無しになったので、また頑張って書いていこうと思います。

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