Amazomで見た映画(3)
<ガンジー島の読書会の秘密>
イギリス海峡の小さな島 ガンジー島、1946年終戦を迎えた直後でさえ まだドイツ軍を恐れていたイギリス国民は 子供達をガンジー島に疎開させる。
小さな島のガンジー島民は ごくわずかな貧しい人達の集まりだった。 そこで、島民だけで内密の「読書会」が開かれていた。戦争の最中 島民は「人との交流」「ぬくもりを求めて」「この息をひそめなければならない世界から 別の世界を求めて」自然体に三々五々食事会にあつまり そのあと開かれていた読書会。それは唯一の楽しみであった。だから、会の名前さえついていなかった。 しかし、ある時 ドイツ軍に見つかりかけて即興でつけられた名が「ガンジーと読書とポテトピープルパイの会」だった。
ロンドンで「イジ―」という本を出して一役有名になった女流作家ジュリエット・アシュントンは この時男の名を語って出版していたが、次の作品で は 女性の名で出すことを決めていた。
このガンジー島のことを知ったジュリエットは 次の作品を書くためにガンジー島の取材に出かける。
そこで出会う意味有りげに心を閉ざす人たち そして 豚飼いのドーシー・アダムスと巡り合うのだが…
戦争の非情さ、酷さ、そして なにより人間そのものを分断し 何が正常なのかを 狂わせてしまうものなのだ。 ということを 目の当たりにする。細かいことは 省かせてもらうこととするが、
この映画が まともな人の心を取り戻して終わることが 何よりの救いだった。
島民にとって読書は「避難場所であり、読書が与える力は 何よりの救いであった」ことは、 今、この非常事態の私たちの世界にも 当てはまるのではないか?と 思うのですが…