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フジ子・ヘミング女史へ捧ぐ

悲しいね

「一人でも幸せだった」と言える人は聞いたことがない

ピアノに一生を捧げて

苦労を苦労とも思わず 懸命に生きている

それが「人の本当の姿」なのかも知れないけれど

生きることのむつかしさ

「幸せの形」なんか ありゃしない!

苦しみの中で 一瞬感じる「安らぎ」があるとすれば

それが「幸せ」ってものかも知れない

長続きしない幸せだからこそ「幸せ」なんだ!と思う


自分でピアノのフタを降ろして

ピアノ人生を閉じた

あの姿が忘れられない

どうぞ 天国で存分に大好きなピアノをお弾きくださいね

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