二の膳に三の膳まで桜塚
姪っ子が贈ってくれた「お花籠」
思いもしなかっただけに 驚いた
「おばちゃんの誕生日 お父さんと一緒の月って、知らんかった!」
昨年の秋 姪っ子は母を見送った
姪っ子のお父さんと 私とは ひと回り上の長兄の間柄
姪っ子の母が 亡くなる一昨年前に
急に実家に行った時のことを 書いている記事がある
あの時、思いつくままに実家に行って ほんとうによかった。
最期になる姪っ子の母は とても美しかった
医者をしながら私たちの両親を 看取ってくれ
その介護の間も 俳句とお習字を続けていた姪っ子の母
もう何十年も前のこと
俳句の先生だった「鈴鹿野風呂先生の句碑」が
円山公園に出来た時に 詠んだ句
二の膳に三の膳まで桜塚
祝った私たちへの内祝いに!と もらった掛け軸を
私はいつも 春を迎える床の間に 掛ける
そうして、姪っ子から贈られてきた
Happy Birthdayの花籠
こんなかわいいお花が みずみずしく盛り込まれた花籠に
姪っ子の気持ちを見た
私のお礼のメールに
「おばちゃんの誕生日を知ったら 急に贈りたくなった」と
つつましやかな 返事が来た。
そのせめてものお礼に
私は姪っ子の母の掛け軸と姪っ子が贈ってくれた花籠の写メールを送った
あたたかな春の日を 私は感謝した。