キジ猫ラックス
猫なのに 犬のような名前の「ラックス」
娘からの預かり猫
お利口さんで 人の言葉がよく分かる
大好きな言葉は ”グッ ボーイ!” と 「かわいいね!」
それを言って 頭を撫でると ほんとうにお利巧さん!
でも、シャイで なかなか 心を開けない
ところが 最近 随分、慣れてきた
私の側を離れない
パソコンすると 側の椅子で お昼寝を
出かけて帰った時は 玄関に
「お爪は いやよ!」の言葉どうり
遊んでほしい合図には 爪を出さずに手を あげる
けれども、
キジ猫ラックスは 大の”焼きもち焼き”
ピアノを弾くと、
トタンに、「ぎゃ~ぎゃ~」泣きわめき
ピアノの上に 乗って来て
鍵盤の上を 我が物顔に歩き出し
自分も 弾けるよ!と 言いたそう
キジ猫ラックスは かわいい子!
飼い主は「私」と 観念したのかな?
最近、私のベッドに もぐり込み
恋人でもないのに 腕枕で 「す~やすや!」
腕が凝っても 「ま~、いいか!」
季節が 早くめぐり来て
腕枕が 熱いのか
ソファーに移るラックスに
ちょっぴり、寂しく思う私です
それでも、一度はベッドに 訪れる
今夜は ここで眠るのかい?
静かな音楽が聴きたいの?
けれども、腕枕は もう暑い!
モソッと、側に うずくまり
私の寝入りを 確認し
そっと、出て行くラックスは
ようやく、私の猫になりました