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海の見えるアトリエを借りました

海の見えるアトリエを借りました!

自宅のマンションの北側の一番小さい部屋でイラストレーターとしての制作活動を始めて5年。物置のような小さな部屋ですが、さまざまな制作物をこの部屋で生み出してきました。

ただ、マンションの廊下に面しており、なかなか騒音が大きい。
また、日当たりも悪く、湿気も多く機材にも少なからず影響がありました。
子供達も大きくなってきて手狭になってきたこともあり、制作拠点を構えることにしました!

そのきっかけは突然に。

私が住むのは神戸の海にほど近いまちです。
子供の頃から大阪湾を見て育った私にとって、海は心の原風景です。
遠くに見える淡路島・大阪、行き交う船、明石海峡に沈む夕日。
嬉しいことも悲しいことも海が寄り添ってくれた気がします。

いつか海が見える場所でいつか制作してみたい!という思いはあったものの、そのような物件は人気が高く、眺望がいい物件はあっという間に埋まってしまいます。

ところが、昨年の11月、個性的な物件を紹介されているR不動産のサイトを見ていたところ、自宅から20分程度の場所にまさに海が見える物件が紹介されているのを発見しました。

「とりあえず内見だけ行ってみよう・・・」

ひとまず、不動産屋に内見の申込みをし、その日を待ちました。

内見当日は朝から快晴でした。

物件があるのは塩屋という、私が生まれ育ったまちの隣のまちです。

神戸は坂の多い街として知られていますが、このアパートが建つ場所は神戸の中でも指折りの激坂の先。

家族4人で汗だくになりながら、アパートにたどり着き、「大変だったでしょう」と笑う不動産屋さんに鍵を開けてもらい部屋に入った瞬間、目の前に広がる海の景色に息を呑みました。

「あ、決めます。」

即決でした。

何度か引越しの経験はあるのですが、この海は反則級ですって。

いつも眺めていた海が部屋の中から一望できるのですから。

大阪湾が一望できる

何も考えずに、賃貸契約を結びました。

そして、入居して1ヶ月。

バタバタしてたこともあり、インテリアの注文やインターネットの契約がゴテゴテに回ってしまい、作業ができる環境ではなかったのですが、今日ようやく注文していたダイニングテーブルとチェアが届きました。

ひとまず作業ができる最低限の環境は整いました。

この場所は、単なる制作場所というだけでなく、情報発信を含めて色んなことに挑戦できる場所にしていきたいと考えています。制作過程の様子や、季節や天候で表情を変える海の風景、そして塩屋のまちについて。日々の小さな発見や気づきを、noteやSNSを通じて皆さんと共有できたらと思います。

また、いつかごくごく少人数のワークショップや創作イベントも開催してみたい。
海を眺めながら、みんなで絵を描いたり、おしゃべりしたり。そんな場所として育てていけたらいいなと思っています。

坂道を登るたびに汗だくになりますが、部屋に着いて海を見た瞬間、その疲れも吹き飛びます。

まだ始まったばかりの新しい制作拠点。どんな作品が生まれていくのか、私自身がいちばん楽しみにしています。




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フジワラヨシト/Yoshito Fujiwara
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