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絵そのものには価値がない

絵で稼ぐのは割とムリゲー。

SNSを見てると、自分の制作した作品に正当な価格をつけてもらえない!みたいなことを発信している人がいるけど、それも無理のないことなんじゃないかなと思う。

なぜなら、絵そのものには本質的には価値がないから。

では、絵の価値はどのように決まるのか。

それは、絵が人々や社会にどのような影響をもたらすかによって決まる。

つまり、絵の価値は絵そのものではなく、その絵によって何をもたらすかによって生まれる。

なので、どれだけ上手い絵が描けるとしても、その絵が何をもたらすのかという部分を意識できていないと、その絵は価値を持たない。

『絵が上手い』って、ある意味では100メートル走が速いみたいなもので、それが出来たからといって社会にとって何らかの影響を与えられるものではないし、それだけで収入を得ていくというのは難しい。

足の速い人が、それを活かして収入を得ていくためには野球やサッカーのように市場規模の大きいスポーツ選手になるか、消防士や自衛官、はたまたスタントマンのようにフィジカルの強さを必要とする職業に就くことや、トレーナーとして若い選手に技術を教えられるようなことが必要になる。

もちろん、10秒代前半で走れる、とかなら、社会に大きい影響を与えることができるし、収入を得ていくことも不可能でないのかもしれないが、特に『絵』は、100メートル走のように定量的に測れるものではないし、自分も含めて、この記事を読んでる人にとって自分の描いた絵が100メートルを10秒代前半で走ることのできる絵だと堂々と言えることは稀だと思う。

では、自分の描いた絵や、絵が上手いということがどのように価値をもたらすのだろうか。

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