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イラストの制作費どう考える?

先日、SNSでイラストレーターは料金表を掲載するべきか、掲載しないべきかという議論が話題となりました。

これは、定期的に話題になる常にイラストレーターとクライアントを悩ませる問題のひとつですね。

イラストレーターの報酬は、イラストの制作時間や制作内容だけでなく、使用範囲や使用期間など多くの要素が絡み合い定量化しづらく、一定の料金表は掲載できない、あるいは仮に掲載できたとしても恐ろしく複雑なものになってしまうものです。

一方で、クライアント側からすると依頼料金の目安がないと発注しづらく、比較検討がしづらいなど、公開する・しないは双方にとってメリット・デメリットがあります。

これは、個人向けか法人向けかなどによっても事情が異なるし、人によって様々な考えがあるので、一概にこうあるべきとは言えない問題です。

この問題については、サタケさんの記事および著書に詳しく書かれているので、様々な情報を参考に、メリットデメリットを鑑みた上で自分のものさしを持つことが大事だと思います。


さて、ここからは私はどうしているのか?についてお伝えしたいと思います。

先に誤解がないようにお伝えしておきますが、この話はあくまで私の考えであって、推奨するものでもないですし、こうするべきという話でもありません。あくまで考え方の一つとして受け取ってもらえたら幸いです。

私の場合は、先述の理由で料金表といったものは公開していません。
というか制作物が多岐にわたるため公開ができません。

なので、基本的にはクライアントにご予算を提示いただき、そのご予算に合わせた制作を行っています。

ただ、スケジュールに空きさえあれば、基本的にはご予算の多寡に関係なく相場を下回っていても受注したいと考えています。

もちろん交渉はしますし、予算に合わせた制作内容は提案します。また、最低賃金を下回るような案件は残念ながらお断りいたします。私はそのような依頼を受けたことはないですが無料での制作依頼などもってのほかです。
他にも様々な問題で受注できない場合もありますし、PR案件などは基本的にお受けしていません。

ですが、制作案件に関してはご相談さえあればできるだけ、どんなご予算であってもクライアントにお力添えできれば良いなと思っています。

とはいえ、適正な価格で受注するのであれば何も問題はないのですが、相場を下回るような受注は、様々な問題を孕んでおり、一般的にこのような姿勢はあまり褒められたものではないかもしれません。

ですが、予算に関係なく確実に受注したいと考えているクライアントからの案件があります。

それは、

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才能なしイラストレーターの生き残り戦略

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