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絵が下手でもイラストレーターになれる?

「絵が下手でもイラストレーターになれる!」

駆け出しのイラストレーター向けの情報商材でよく目にするこのフレーズ。

これは半分は正しく、半分は間違いだと思います。

なぜなら、この言葉にはクリエイターとしての「総合的なステータス」という視点が必要だからです。

これはドラクエ3のキャラメイクの際に、「ちからのたね」や「かしこさのたね」を各キャラクターに振り分ける作業にも似ています。

正直、絵が下手でも成功できるのは、その技術的な未熟さを補える別の強みを持っている人たちです。

例えば、芸能人が画家としてデビューする場合。

彼らは必ずしも卓越した画力を持っているわけではありません。

ですが、知名度という強力な武器があり、すでに一定のファンがついており、メディア露出による宣伝効果も期待することができます。

つまり、純粋な絵の技術以外の部分で高いステータスを持っているのです。

これは絵の要素の中でも同じことが言えます。

例えば、「背景が描けなくても大丈夫!イラストレーターになれる!」というアドバイスもよく見かけますが、
これが当てはまるのは、キャラクターの魅力や、モチーフに対する正確な知識、ブランド力など、背景以外の要素で作品の価値を十分に伝えられる人に限られます。

つまり、背景を省略することが許されるのは、その分を補って余りある別の魅力があるというような場合です。

では、クリエイターとして成功するために必要な「ステータス」とは何でしょうか。

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才能なしイラストレーターの生き残り戦略

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