2024 Community Shield vs Manchester United
日本時間2024年8月10日23:00〜に行われた、2024 Community Shield Manchester United戦のメモ。
Cityの陣容
Starting line-upは画像のとおり。
GKは移籍報道から一転、残留濃厚なEdersonが入りました。最終ラインは右からRico、Akanji、Rúben、Joškoが並びます。Ricoは高い位置をとるでしょうから、昨シーズン両SB上げたようにJoškoも高めの位置をとるか、他の二人と最終ラインで3バックっぽく振る舞うのか注目です。
中盤にはKovačićと、プレシーズンでまずまずのプレーを見せたO'Reillyが並びます。O'Reillyはソースによって身長が違っていて最も低いもので177cmとなっているものもありますが、transfermarktだと193cmとなっておりピッチでも存在感があります。
もともとのボールを扱う技術がよいのかサイズの割にボールの扱いが上手でおさまりますし、プレシーズンの試合を見るに攻撃時にはゴール前に詰めたり、守備時にはマイナスのクロスに対して空間を埋める意識も高めで、今後楽しみな選手の一人です。
前線二列目にはDoku、McAtee、Bobbら若手が並びます。Dokuは言わずもがな、McAtee君も待望のトップチーム帯同で成長が楽しみです。Bobbはプレシーズンで目覚ましいプレーを見せたため、順調にいけば右WGの一番手のように思いますが、フルスカッドになったときにどうなるでしょうか。
最前線はHaaland。今シーズンも得点を期待したいですね。
Unitedの陣容
Cityのイングランド組はプレミア開幕前の週にチームに戻ってくるようですが、Mainooは復帰してすぐにスカッド入りしていますね。
Højlundは不在、新加入のZirkzeeはベンチにいますので、前線はどのような布陣になるでしょうか。
前半の展開
Cityの保持時はRicoが上がって3バックを形成。Kovačićがその前、O'Reillyも少し前目に位置をとり、McAteeらが前線の中央、サイドと顔を出しながらゴールを狙っていきます。
対するUnitedは、守備陣は右からDalot、Maguire、Evans、Lisandro Martinez、中盤右からAmad、Casemiro、Mainoo、Rashford。前線右にMount、左にBrunoが位置取ります。保持時はLisandro MartinezやMainooがサポートしつつビルドアップしていく感じに見えます。特にLisandro Martinezが様々な場所に顔を出して関与しているように思います。
16'-17' Dokuがサイドで得意の突破を見せ、ペナルティエリアでのMaguireとの1対1も制しました。よく見られた瞬発力を活かした全速力のプレーではなく、躱すときに減速してクロスを上げ切れたのは良いのではないでしょうか。Dokuの今季の課題は、ドリブル中・後のプレーの選択、質の向上だと思いますから、成長を見守っていきたいと思います。
20' Rúbenから、少し前に出てきたRashfordの背後、良い位置どりをしていたRicoにパス。MainooにつかまらずRicoはそのままポケットへ持ちあがり、綺麗なフィニッシュにはなりませんでしたが、良いプレーを見せました。
24' Bobbが奪取したボールを受け、McAteeが寄せられながらシュートを放つもこれはポスト。Bobbはその前のGKへのプレスも良かったですね。前半は随所で良いプレーを見せます。
35' Unitedに崩されRashfordがシュートを放つもこれは枠外。救われました。
スコアが動かないまま、後半へ進みます。
後半の展開
McAteeがビルドアップのサポートため、少し下りる場面が増えたでしょうか。
53' Brunoが最終ラインへの抜け出しから切り返し、ゴラッソを決めたかというシーンはオフサイド。冷や冷やしました。
その後もUnitedが圧を強め、Cityもパスミスなど連携面が今ひとつおぼつかず一進一退の展開となり、徐々にUnitedに押し込まれる展開となります。
58' Unitedは4人選手交代を行います。
63' CityもDokuに代わってSavinho、O'Reillyに変わってNunesを投入します。交代選手で注目すべきはSavinhoですね。連携面はこれからですが、ボールタッチ、ドリブルには非凡なものを感じますし、これからが楽しみです。今回は左サイドでプレイしていましたが、右で見たいですね。
74' Brunoから右サイドのGarnachoに展開、最後はRashfordという場面でしたが、これはポストに。UnitedはやはりBrunoが怖いですね。
78' セットプレー。RashfordからMcTominayへの落としはビッグチャンスでしたがこれは空振り。
79' McAteeに代わりBernardoが投入されます。
81' GarnachoのゴールでUnitedに先制されます。
NunesがPellistriに持ち上がりを奪われると、Savinhoがあっさり躱され、パスは乱れましたがBrunoが受け取り右に展開。Garnachoがゴール前を横断してシュートがゴール右隅へ。
Kovačić、パス通されるとその後戻りが遅いのがなあ・・・ちょっと気になりますね。
84' イエローカードを受けるBernardo。ただ、これはCityがファウルをもらったのにGKに戻したGarnachoへのタックルだったので、心情的にはうーんというところ。
88' Bernardoが得点し、振り出しに戻します。
左サイドでGvardiolからボールを受けてAkanjiへ戻した後中央から右へ抜けていいき、右サイドで再びボールを持ったSavinhoが、ポケットへ位置どりをするBobbを見逃さずに狭い位置を通したところから、Bobbの中央へのクロス。BernardoもPellistori相手に競り勝ちヘディングを沈めました。
90' Bobbに代わってDe Bruyne、Gvardiolに代わってAkeが投入されます。Akeの髪型かっこいいですね。
91' カウンターのシーンではDe BruyneがHaalandへのパスを引っ掛けてしまっており、本来のプレーを見せることができません。
そして、前後半では決着つかず、PK戦へ。一番手を務めたBernardoがOnanaに止められてしまいますが、Unitedの4番目のキッカーSanchoのシュートをEdersonがセーブ。さらに7番目のキッカーEvansが外してしまいます。
最後はAkanjiが沈め、City勝利。AkanjiはEUROの対イングランド、PK戦で失敗してしまったので、よかったですね。久しぶりにCommunity Shieldを制覇し、シーズン一番目のタイトルとなりました。
感想
公式戦とはいえプレシーズン明けの初戦、若手や新加入選手も含め連携はこれからというところで、なんとか勝利をおさめ、しかも久しぶりのCommunity Shiled制覇ということで上々の滑り出しではないでしょうか。
個別の選手に言及すると、
・McAtee 裏抜けしたりサイドへ流れたりと色んなところへ顔を出しているので、よい感じに使われるとよいですが、主戦場となるポジションには猛者が多いので、今日の出来では物足りないかなと。ゴールが欲しかったですね。
・O'Reilly 公式戦初っ端がこの試合ということで、Unitedの中盤のメンバーを考えると、なかなかタフなゲームだったかと思います。ボールを自分で持った時、ある程度キープ・持ち運びはできるもののその後のプレーはこれからかなと思うので、時間が十分にもらえるといいですね。
・Haaland 素人の意見なのですが、ポストプレーが決め打ち感あって、想定と合わないのかパスがズレることがままあるのですが、改善されるものなのでしょうか?
ハイライト
Gallery
試合後のトピック
Ederson残留宣言
'This season' と含みはありますが、Edersonが残留宣言をしたようです。Pepと話をしたようで、色々思うことはありますが残ってくれたのは嬉しいですね。
Álvarezの退団
Álvarezが退団することが公式発表されました。新天地でのAtletico Madridでも頑張って欲しいと思う反面、CLでの対戦が怖いです。
Bobbの怪我
Bobbが練習中の怪我で4-5ヶ月の長期離脱となってしまいました。プレシーズンの試合やCommunity Shieldでも活躍していただけに残念です。一日も早く元気な姿を見せてくれることを祈りましょう。
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